オペラ座の怪人25周年記念公演

また…という声が聞こえます。ええ、また観に行ってしまった。だってイクスピアリで今日から上映だっていうものだから。舞浜ったら千葉ですのでね。誰がなんと言おうと県内ですのでね。行けます!行きます!

同じ映画5回観るって…しかもDVDはこの1ヶ月毎日のように観てるのに。しかし不思議なもので、内容全てを知ってるにもかかわらず、始まる前にすごく緊張して、トム様映画のような汗手になった。「今日の公演はうまくやれるのかしら」と母の気持ち(バカ)

DVDが届いてから上映版観るのは初めてだったこともあるのかな。さすがにどのカットが違うかよくわかった。だってほぼ毎日観てるから(しつこい)

それで思ったことは、DVDは萌えポイント山盛り!そして表情のカットが大幅に増えているので人物の感情がわかりやすい。今日観てて「あぁ、なぜあの顔を逃してるの!もお!!」ということ多かった。

あと、これは日本版特有の弊害だけど、字幕はほんとに邪魔!場所も悪いけれど、歌詞の解釈もずれてる。19回を90回と初歩的なミスもしてるし。初めて観たとき字幕を追っていたけれど、クリスがお父さんのお墓の前で歌う“Wishing You Were Somehow Here Again”の歌詞がどうにも腑に落ちなくて、なんだろこの曲…ともやもやしてた。その後UK版DVDを買い確認したら、ファントムとの関係は断ち難いけれど断たなければならない!と決意する歌と解釈できて、シエラの歌声と相まって、今ではすごく好きな曲になった。英語字幕にしたほうが理解できる日本語詞ってなんなの…。

しかし上映版は音が生々しいところがいい!雑音(マイクに衣装が擦れてたり)もあるし、ムラがあったりするのだけど、それでも声の質感があるというか、肌に伝わってくる感じ。演者の息づかいがいいの。

そして上映版の最大の魅力は、マスクをクリスに取られてファントムが怒る場面、これCDやDVDよりも数段怒ってるバージョンです。DVDは映像は同じ公演のだと思うけど、音はちゃんと歌ってるというか(笑)怒り抑え気味なので、これから映画館へ行く方は、このシーンのファントムの怒りをしかと記憶にとどめて!DVDじゃもう二度と聴けませんよ。

DVD発売まで2週間ちょっとですので、以下、何度目*1かの萌えポイント披露をしておきます。頼まれてもないのに。例によって長いのでたたんでおきます…。


まずは今まで語られることのなかったラウルから(こんな役回り)

・クリス楽屋での再会シーン、幼馴染の勢いでクリスの肩に手を乗せ、クリスもその手を握り返してくれたけれど、お父さんの話になったときクリスが夢見る少女になってしまったところで、気まずくなって肩から手を下ろすところの表情がイイネ!クリスのそういう、男性にとってちょっと面倒くさそうなところが(不思議ちゃん)、またそのまま神聖な印象を与える魅力になっていることがわかるラウルの仕草。

・「Raoul, I've Been There」、ブケーが殺され取り乱すクリスを抱きしめて、頭にキスして落ち着かせるところが好き。さらに「All I Ask Of You」に入る前、しゃがみこんで泣いているクリスを「ん、もう。子どもなんだから」と思いつつも手を差し出したら、クリスの顔があまりに深刻に不安げなことに気づいて、「守ってあげたい!」と強く決心したであろうことがわかる表情イイネ!(イイネ!鬱陶しい?)


・この動画の、まずは0:23の下からのアングルが、二人を覗き見している錯覚効果。そして0:45からのラウルの目!こんな思いつめた目で見ないで〜!(お前じゃない)きゃーー(聞く耳なし)。そしてそれを受けるクリスの0:54の腕の回し方!肘から先を「タメる」というの?がばっと抱きつくのじゃなくて、このタメがあるのとないのじゃ、全然違うからね!やはりシエラはできる子!!

さて二人。

・「The Phantom Of The Opera」の帽子を脱いだあとに髪を整える仕草が素敵(上映版ではやってない)。“sing for me!”のところのクリスの声に興奮を抑えきれないラミンの顔が!(あ、ラミン言うてもうた)。動画ではすでに泣いてるけれど、シエラがひとすじ涙を流すところがすごくいい!

・そのあと“touch me, trust me”でクリスの手がファントムの顔に伸びたところで驚いて、反射的にガシっと強くクリスの手を押さえつけてしまったあとの、理性を取り戻して「ごめんね」って感じで優しく握り返すの好き!

・マスク取られて激怒するファントムが「Stranger Than You Dreamt It…」ですごく困った、懇願するような目で訴えるところが…もう抱きしめたい!ここで抱きしめたら物語が早々に終わるけどな!ハッピーエンドで。

・クリスにマスクを手渡され、マスクをつけた瞬間、人格がオレ様になるところに萌える!さっきまでマスクなくて困ってたくせにーー。

・「All I Ask Of You (Reprise)」の左側の表情はほんとに素晴らしい。泣きながら、あんなに歌えるんだなあ。悲しみから怒りへ表情が変わるところもゾクゾクするわ。

・「Why So Silent?」でファントムがクリスを指先ひとつで操ってしまうところ!編集したのは手フェチだ!…いや、ラミンの手は多くを語る手なので、何フェチでも、そりゃ入れるよ!



・「Wandering Child」せっかく別れを決意したあとにファントムの声が聞こえてきてしまって、あぁ決心が折れてしまう…でも声が聴けて嬉しい…の複雑な0:24のクリスの顔。まだ自分の声に効力があるとわかってオラオラとなるファントムさんが、1:33でクリスが振り返ったときに口角が上がる!羽根つきの帽子がお似合いよ。2:37炎のメラメラ越しはもっと素敵。Umm…!って声も好き…。

このあたりから瞬きや呼吸などの自律神経が滞りますので、みなさん注意して!


・「The Point Of No Return」…あえて何も言いますまい。すべてが完璧。二人の手がガシっ!左、右、そしてバーーーン!と広げるやつ(頭悪そうな説明…)は、みんな好きなはず。またもUmm…!


・「Down Once More .../Track Down This Murderer」、“Christine,Why?”からすでに泣かせる。クリスが「醜いのは顔じゃなくて心よ」とイイ子ちゃん的模範解答をしてるときも、首を横にふって「違う、そうじゃないんだよ、わかってない」ってラミンの表情。ラウルが助けにやってきたとき、ファントムは無意識にクリスの首を絞めてしまってるのだけど、それに気づいたときの自分の手を見つめて呆然とするところも良い。そのあとはわたしの語彙力ではムリ。観て。

ただ、ラウルとは何回もキスしてるのに、たった1回のファントムとのキスシーンがすべてを攫っていきますな。以上、公式チャンネルのDVD宣伝画像を多めに使ってみました。みんな買うがよいよ!1/25発売!