新潟

この週末は、大学時代の恩師の退官記念温泉旅行で新潟に行ってきました。
退官といえば最終講義をして、ホテルの宴会場で記念パーティというのが一般的なのかもしれませんが(別のゼミの先生はそれをやった。わたしは行かなかったけどw)、M先生は仰々しいことが嫌いとのことで、偉い人・商売関係ナシの、仲のよかった人たちと温泉旅行が企画されました。

実に10年ぶりの新潟!駅南にジュンク堂できてたりして何それわたしが住んでるときに欲しかったんですけどージェラシー!
わたしが新潟へ行くとつぶやいたら新潟在住ラミンファンの美人人妻にお声をかけていただき、小嶋屋で落ち合って「へぎそば」食べました。人妻から「夜、お部屋で飲むでしょう?そのときに使って♪」とおつまみセットを頂く。なんて気配り…!ますます惚れてしまう。実際「部屋飲み」しましたし、さくら堂のおかきと大橋食品の豆てん、美味しかったです!


天ぷらにふきのとうが入ってて、初物いただくことができた。嬉しい。


宿の送迎バス乗り場へ行くと数人の懐かしい面々と再会。宿につくまでのあいだにしゃべりっぱなしで、すでに声がかすれる(笑)

宴会までに部屋でくつろいでいると幹事の准教授がご挨拶にきてくれた。「宴会の席は学年が近い人たち、仲良い人たちが近くになるようにしておいたよ。あ、まさわちゃんだけ違うわ。うふふ♪」と含み笑いをして立ち去った。え…何それ…どこにぶち込まれるというの…?と不安になりながら宴会場へ行くと席次表を渡され絶句。60人程度のお膳が並ぶ上座、いわゆる「お誕生日席」は5席。もちろん中央は恩師ですが、その隣がわたしだった…!(白目)他の3人は初期ゼミ生と同僚の先生とかなんだぜ…。「せ、先生…これはどういうことでしょうか…」と隠し切れない動揺で恩師に尋ねると「(幹事の)Tさんが上座あと一人誰にするか決まらないんですというので、動じない人がいるじゃないですかと助言しただけですよ」と笑顔。そ、そうですか…とりあえず「今日は私たちの結婚披露宴にお越しくださり、ありがとうございます」と言っておきました。先生も「花嫁をおきざりにして、挨拶周りしてきていいでしょうか?」とか言ってるし(笑)

わたしも挨拶周りに出て、たくさんの人とお話しました。みんな様々な職業に就いてるから仕事の話を聞くのも楽しかったし、先輩が「今だから言える」学生の頃にやった(ここで書いたら炎上しそうなw)若気の至り話も涙流すほどおかしかったし、友人たちの子供の成長とその教育方針など聞くのもわたしの生活にはないものなので面白かった。

先生は真面目に見えて思考が不謹慎なタイプなので、その学生たちもしっかり影響を受けていて、どんなことでも面白がり、画一的な捉えかたをしないから、話してると本当にエキサイティングで楽しい。会話のスピードが尋常じゃない速さで、1つの石を投げれば次々波紋が広がる。懐かしい感覚だった。あぁ若い頃にこういう人たちと出会えてラッキーだったなあ…と思いました。

とくに余興などはありませんでしたが、先生のご挨拶代わりに、長年にわたる趣味を披露。落語「犬の目」を噺してくれました。そしてわたしたちから記念品贈呈は小千谷縮の一重の浴衣と帯。色は薄萌黄で爽やか。試着してもらったら、色白で白髪の先生にとてもよく似合っていました。


翌日も送迎バスで新潟駅まで行く予定でしたが、地元の友人が送ってくれるというので大学を経由して、しばし思い出散策しました。先生が案内してくれるというので新しくなった図書館を見学したり、懐かしい校舎にも入れてもらいました。最後に「もう一度食べたい」と思っていた大学前の喫茶店のカレー食べて(挙句先生におごってもらい)、駅で笹団子・へぎそば・昆布巻き・おかきなどのお土産をたくさん買って帰宅。充実の二日間でした。


「在学中にこんなにきれいな図書館あったら勉強したかも」という友人に、「そうかあ?しないだろー?」と応えたら「だねえww」と。そんなものですよね…(笑)

4月から先生は東京のご自宅へ移られるので、これからもっと会う機会が増えるだろうと思うとワクワク。また銀ぶらデートするぞ。