夏仕様

今日は午後から曇ってきたけれど、快適な温度湿度のなか部屋を夏仕様にするため大掃除をした。そして今年はエアコンの掃除をプロに初めてお願いした。排水をしっかり集めて回収してくれるのだけど(産業廃棄物になるんだと思う)、その水の黒いこと黒いこと!この汚れを通過した空気を夏のあいだずっと吸っていたのね…というホラーだったよ。

3月の洗濯槽掃除といい、今年は身の回りをきれいにして過ごしたい気分が高まり、タンスの肥やしになってる衣類も捨て始めている。物持ちが異常に良いので、うっかり10年以上着てるものなどザラにあるのだけど、さすがにくたびれているのは捨てようと決心した。捨てたのをいいことに、「補充」と称して4、5月は散財もした。毎年6月は誕生月として「無礼講」なのだけど(笑)、まだおろしてない洋服もあるくらいなので、大人しく過ごす予定だ。


さて、ここは月報ブログに成り果てている。この頃は週に2、3本を映画館で、それ以外は自宅でDVDやテレビ録画の映画を毎日見るようなった。そのたび2、3時間拘束されるのと、あまりにも本数を見すぎて、1本1本の感想をしっかり書けない。本当なら感想をアウトプットする過程で思考を深めたりするのだと思うのに、そこまでの体力と脳力(思考力とも言うか)が足りなくて…素晴らしい映画をたくさん見たので、ちゃんと記録しておきたいと思いつつ、ツイッターで書き飛ばしておしまいにすることが増えた。

バレエも毎回見たものは感想を書いていたのに、今年は全然書いてない。バーミンガムロイヤル「白鳥の湖」も、新国立「トリプルビル」に「こうもり」も、モスクワ国立音楽劇場バレエ「エスメラルダ」「白鳥の湖」も見ました。それぞれ楽しんだし、新国立は両演目2回ずつ見て、満足度が高かった。ヘタな海外バレエ団の来日公演に高いお金を出すくらいなら新国立のダンサーを見たいと思うほど、ダンサーのレベルは高いと思う。とくにプリンシパルの小野絢子さんはチュチュを着てるだけでキラキラと発光する、その存在のありがたさに泣けてくる。

ほかに演劇も何本か見たけれど、それはどれもピンとこなかった。評判良いのもあったのだけど、完璧にパッケージされた情報量の多い映画に慣れ始めた頃というのもあり、いくら目の前で生身の人間が演技してるとはいえ、のんびり間延びして見ることが多く、わたしはストレートプレイと相性悪いのかしら…と心配になった。そんなこともあり、チケットを取ろうとしてた公演も再考して行くのをやめた。バレエは「とりあえず見てみよう」で行ってしまうこともあるのだけど、演劇は「どうしても見たい」というものだけにしておこう。