洗濯槽の掃除

数年前に話題になったときはスルーしてた洗濯槽の掃除を、とうとうやってみました。なぜなら最寄りスーパーにが過炭酸ナトリウムを常備するようになり、ふと目についたからです。平日休みの日にほんとうに気軽にためしてみたのですが、すぐに後悔しました。いや、掃除したことについて全く後悔してないのですが、その過程が想像していたのとははるかに遠くて…つかれた…そのひとことです。

あらゆる掃除、整理整頓にたいして親しみのないわたしが「洗濯槽の掃除」などという掃除界のハードコア部分に手を出してしまったのは、夫を送り出したあとの平日休みに朝風呂をキメ、なんなら湯船につかって読書などという絵にかいたような優雅なことをしてしまい、いつになく気分が高揚していたからとしか理由が思いつきません。あとは風呂、湯船…そう、ひとり分のお湯を捨てるのもね…という貧乏性のせい。

数日前に買っておいた過炭酸ナトリウム(500g)の袋の裏面には洗濯槽いっぱいにお湯を張り一袋入れるとあったので、おお、このお湯使えるじゃん!て思い立ったこと、それがその後3日に渡ってわたしを翻弄することになるとは…。

洗濯機付属ポンプでお湯を移し、過炭酸ナトリウムを入れました。一晩放置しないと汚れが浮いてこないかな〜なんてのんきに考えていましたが、効果は一袋入れた瞬間、数回撹拌しただけで、過炭酸ナトリウムが花王のバブ的なシュワシュワ音を出して溶けてゆくその合間にも「ぼわああああーー」と浮いてくる浮いてくる。あれ、ここは天然海苔の漁場かな??と勘違いしそうなほどの茶色いふわふわとした浮遊物…ちょっとこれはあまりに衝撃的光景なのでトラウマになってしまい、海苔を食べられなくなるんじゃないかな?と心配して掃除の直後に韓国海苔を食べましたけど、とてもおいしかったです。

そのあとは金魚すくいのプロのような熱心さでもって網を操り天然海苔の収穫もとい、洗濯機の浮遊物を捕獲しました。すくっては撹拌し、撹拌してはすくい、そして水を入れ替えまた撹拌し、そして網ですくい…これを3日、気がつくと洗濯機の前で網を持っていた日々…。お水は4回替えました。腕筋肉痛になりました。

まあ、おかげで生乾きの嫌な臭いがなくなりました。梅雨、どんとこいです。