アントニオ・サンチェス&マイグレーション@ COTTON CLUB

アントニオ・サンチェスの4ピースバンド( ANTONIO SANCHEZ & MIGRATION )のライブに行ってきました。

先週の金曜日のこと映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を見に行き、撮影方法や編集のすごさもさることながら、BGMのドラムが衝撃的で、なんだこれは!!!!痺れるほどかっこいい!!!と、帰宅してすぐさま検索し、ドラムスコアを書いたのも劇中で演奏してるのもアントニオ・サンチェスだと知り、ことあろうか翌週の火曜日から日本でライブをする!!!!なんというタイミング!これは行かなければならないっ!!!!となりますよね。ええ、夜の10時半まで電話予約できるジャズクラブすばらしい!!

ドラムはもちろんアントニオ・サンチェス(Antonio Sanchez)、ピアノはジョン・エスクリート(John Escreet)、ベースはマット・ブルーワ(Matt Brewer)、アルトサックスはベン・ウェンデル(Benn Wendel)

サンチェスのドラムは密度のある硬質な音、ゴールドできらきらな音でした。ドラムって豊かだなあ!と血が沸きました。大好きな楽器です。


演奏がよく見える席に案内してもらえたので、じっとりと眺めました。とても低いセッティングで、スネアの高さが座ったときの腰くらい、一番高いシンバルもみぞおちあたり、胸より上には置いてないのです。そして上体をまったく揺らさずに、二の腕さえ大きな動きもなく、稼働するのは肘より先のみ、すべてが最短でアプローチできるようにセットされていました。あの音の多彩さの理由が少しわかって嬉しかったです。弦バスもアルトサックスもピアノも皆さん良い演奏、硬質なドラムに合うクリアな音で、かっこよかった!!

こちらは2013年の映像だけど、ベースとピアノが同じメンバーなので。


余談
サックスの子が自分が演奏しないときは皆のプレイを見て「おー、すげー」「ほんとかよー!」という反応の顔をいちいちするのが可愛かった!来日中は毎日2回ライブして、聞いてるだろうに?新鮮なリアクション(笑)ピアノソロのときは邪魔にならないようにしゃがみこむし奥ゆかしい。メンバーみなアイコンタクトで即興演奏を展開していくのも、ああ…心躍るわ。

曲を予習せずに行ったので、ライブが終わったあとにアマゾンなどで地味に30秒の試聴をして、そのうち聞き覚えがあったのは順不同で以下5曲。

  • UPRISINGS & REVOLUTIONS
  • MEDUSA
  • NEW LIFE
  • LEVIATHAN
  • CONSTELLATIONS