小谷美紗子・Ropes @ 晴れたら空に豆まいて

小谷美紗子 @ 晴れ豆セトリ

  1. 街灯の下で
  2. Who
  3. 青さ
  4. 子供のような笑い声
  5. 雲のように
  6. 誰か
  7. 新曲
  8. 眠りのうた


髪がサイドは鎖骨、後ろは肩甲骨あたりまで伸びてた。毛先にゆるくパーマ。カラシ色のモヘアのセーター、デニムパンツ、ミュウミュウのスタッズスニーカー。1曲目スニーカー脱がないので珍しいと思ってたら、歌い終わった瞬間に右足だけ脱いだ(笑)やはり裸足じゃないとペダル踏めないのね(笑)


3曲目まで歌ったところでようやく挨拶、「最近、悪魔のような人と接することがあり、そういう人と戦うには自分も悪魔にならないといけない。けれど周囲にいる私を信じてくれてる人や好きな人たちのことを考えて悪魔にはならない。ただ、こういうことがきっかけで曲がたくさん書けたりするので、それはラッキーと思ってる、そんな年明けです」とMCをしてから『子供のような笑い声』…この曲はおそらく今いちばん助かってほしいあの人へ向けられて歌われたんだろう。小谷さんの祈る気持ちがわたしにも伝わってきて、ただでさえ胸を刺す歌詞なのに…滂沱でした。

「3日前くらいにできたばかりで、まだ一度も失敗せずに演奏しきってないのだけど、歌いたい気持ちが強いので」と新曲を披露。変拍子でトリオアレンジで演奏しても格好良さそう。歌詞で覚えてるフレーズは「星空が目に染みるよう夜は」「もう少しそばにいたい」「忘れ日和」「青空がいらつく朝はすべてに食らいついて」「ふたりはどうなるの」「瑕のある愛」など。忘れ日和という言葉が「消えろ」に通低する逆接の明るさ、強さがあって小谷さんらしいと思った。

『眠りのうた』の前に、「ずいぶん前にすべてがどうでもよくなって歌もやめちゃおうと思ってたときに、大好きなeastern youthの吉野さんにこの曲が好きだと言われて、それがとても嬉しくて、それまでのもやもやが晴れた。あぁ…人はこういう小さなことに勇気づけられるんだな」といってた。でもそういう小谷さんの歌や言葉で慰められるわたしたちがいるわけで、吉野さんありがとう(笑)と思いました。

歌い終わったあともアンコールを促す拍手が鳴りやまず、ステージに戻ってきた小谷さん、「以前から言ってますが、対バンのとき、わたしがトリであってもフェアにするためアンコールはしません。今、そうツイートしてきました」とお開きの挨拶をした(笑)

対バンのRopesについては「コード進行とか、声とか歌いかたとか素敵だと思った。…好みのタイプ」とのこと。わたしも良いと思いました。ボーカルの女性の地声は太く土台がしっかりしてて好きだなーって。わたし音楽は好き嫌い激しいので対バン苦手なのだけど楽しかった!