Once the musical

作詞作曲:グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ、脚本:エンダ・ウォルシュ、演出:ジョン・ティファニー、振付:スティーヴン・ホゲット、音楽監督・編曲:マーティン・ロウ、装置・衣装デザイン:ボブ・クロウリー、照明デザイン:ナターシャ・カッツ

キャスト
Guy:スチュアート・ウォード、Girl:ダニ・デ・ワール、Guyの父:スコット・ワーラ、シュヴェッツ:マット・デアンジェリス、エイモン:ジョン・スティーヴン・ガードナー、バルシュカ:ドナ・ガーナー、ビリー:ポール・ウィッティ、MC:ライアン・リンク、銀行の支店長:アンディ・テイラー、アンディ:アレックス・ネー、レザ:エリカ・スウィンデル、昔の彼女:エリカ・スパイアーズ、イヴァンカ:コレット・テットロウ

Once

Once

ミュージカル版の脚本


Once: A New Musical (Original Cast Recording)

Once: A New Musical (Original Cast Recording)

ブロードウェイ初演キャストによるレコーディング


映画「Once ダブリンの街角で」を舞台化した作品の来日公演に結局3回行きました。
アイルランド、ダブリンが舞台。くすぶった生活してる男と複雑な事情を抱える女が音楽を通して出会い、それぞれ前に進むまでを描いています。こう書くと、何にも面白そうなことないんだけど、実際ストーリーはほんとに地味なんだけど(笑)、わたしはとにかく曲が大好きで、それを生演奏で聴けるというだけで満足しました。


演出がとても個性的で、まずステージにバーカウンターがあり、上演前には実際にアルコールやソフトドリンクを購入し飲むことができます。そうこうしてるとキャストが出てきてセッションが始まり、アイルランド民謡やフォークソングを3曲ほど客の目の前で演奏してくれます。↓はブロードウェイの様子だけど、これと同じ曲も演奏してくれました。大好きな曲なので、うれしかった!

4曲目に入るころには客をステージから下ろして2曲ほど。その流れのまま本編の1曲目をGuyが歌い始め、照明が少しずつ暗くなる。物語上の、街頭で演奏しているその場にいるような感覚になりました。

初日は最前列で見たので、もう臨場感と集中力が尋常ではなく、開演前のセッションから号泣。そのあとも1曲終わるたびに泣いてた(笑)

2回目は照明とか人の動きとか引きの画も見たいということで後ろのブロックに座りましたが、音量がとても小さくて、これはちょっと物足りなかった。13人くらいで演奏してるので、もともとそんなに大きな音にはならないのかもしれないけど、会場はライブハウスなんだから、もっと音響さんがんばってよ…と思いつつ。

千秋楽はやはり前だね!ということで4列目くらいだったか。あぁ見られてよかったなあ…好きだなあ…と幸せな気持ちでした。


映画版。主演二人の楽曲をもとに映画を撮ったもので、グレンさんの味のある歌いっぷりが素晴らしいです。