マーラー第3交響曲

土曜日と月曜日に「パリオペラ座へようこそ」シーズン1で上映されたノイマイヤー振付『マーラー第3交響曲』の再上映があったので見にいきました。去年も2回観てるのに、今回も土曜日だけでは飽き足らず、結局月曜日にも…。なにがそんなにわたしを捉えるのか?

抽象的バレエなので分かりやすいストーリーはないのですけど、とにかく音楽が視覚化されていること、しかもこの1音にはこの動きしか当てはまらないというような切実さでもって提示されていることが胸を打つのです。

今回は「夏」の陽射しのきらめきそのものみたいなコールドバレエや、「秋」でのエケの静謐な美しさにとりわけ目が釘つけになった。そして毎回「愛が私に語るもの」で涙でる。これはなんの感情なんだろうかと自分でもわからない。何度も見て掴み取りたいんだけど、DVDは出てないの…というわけで月曜日以降、オーケストラ演奏を聴いて脳内バレエ再生し、かつ涙する始末。はあ…恋しい。また見たい。