ファスター/カルミナ・ブラーナ@新国立バレエ 4/20

この日曜日に新国立バレエの「ファスター/カルミナ・ブラーナ」を鑑賞しました。

「ファスター」
闘う:タイロン・シングルトン、奥田 花純、投げる:福田圭吾、米沢 唯、寺田亜沙子、跳ぶ:本島美和、菅野英男、奥村康祐
振付:デヴィッド・ビントレー、音楽:マシュー・ハインドソン、衣裳:ベックス・アンドリュース、照明:ピーター・マンフォード

2012年ロンドン五輪の開催を祝して作られ、イギリスで発表、今回日本初演だったたそうだけど、そんな最近の作品とは思えない…なんというか「ひと昔前」のような印象があった。スポーツの動き(バスケットボール、高飛び、投擲、フェンシング、シンクロ、体操、競歩、マラソンなどなど)がモチーフとして取り入れられてるのだけど、それが古臭くみえる要因かしら…。あと音楽も「現代音楽」が「新しい」とされていた頃の音楽みたいなの。運動量はとにかく多そうで、ダンサーにはタフな作品かも。


カルミナ・ブラーナ
フォルトゥナ:米沢 唯、神学生3:福岡雄大、神学生1:奥村康祐、神学生2:福田圭吾、恋する女:小野絢子、ローストスワン:本島美和

振付:デヴィッド・ビントレー、音楽:カール・オルフ、装置・衣裳:フィリップ・プロウズ、照明:ピーター・マンフォード
指揮:ポール・マーフィー、管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団、合唱:新国立劇場合唱団、ソリスト歌手:安井陽子(ソプラノ)、高橋淳(テノール)、萩原潤(バリトン

https://www.youtube.com/watch?v=9ePu2GEqXlc
有名なオルフ作曲のカンタータ。無駄に荘厳なアレです(笑)音楽と合唱、もうそれだけでテンションは上がる。運命の女神フォルトゥナに翻弄され、神学生が俗世間にまみれて堕ちていく様子がバレエでユーモラスに描かれてる。男女の性を強調した衣装や、舞台装置のセンスが90年代という感じだけれど、俗世をデフォルメしてると考えると有りです。終始男女の駆け引きで、喜劇的。終わったあとにニマニマしてしまったわ。

この日のフォルトゥナは米沢唯さん、やはりわたしは彼女が好きだ!腕の長さ、表情の作り方とか見てると、ときめく!神学生・福岡さんとの駆け引きが楽しかった。福岡さん、白ブリーフがこんなに似合う人もそういないのでは…(笑)
そのほか小野さんは何を踊っても、こちらをハッとさせる鮮烈さがある。素敵だ。本島さんはひたすら美しくエレガント。米沢さんと合わせてこの3人は、わたしがバレエ好きになったこの1年で、好きな女性ダンサーのかなり上位だ。日本にもこんな素敵なダンサーがいるのよ〜みんな見ればいいのに〜。25・26・27日も公演あるので是非!