輪唱  小川洋子へのオマージュ 

12日(土)まで六本木のギャラリーSUで開催してる、前田昌良×涙ガラス制作所×鉱物アソビ「輪唱 ―小川洋子へのオマージュ―」へ行ってきました。
小川洋子さんの小説世界の、ひっそり、冷ややか、薄暗い、しかし濃密な空気をそのまま具現化したような展示でした。わたしは小川さんの『薬指の標本』『凍りついた香り』などの薄暗い博物館のような、また青白い実験室のような場所が大好きなので、わあ嬉しいっとドキドキしながら作品を眺めました。
そしてたまに飲む部会のお友達が以前から話題にして身に着けていた涙ガラスさんの作品をようやく見ることができました。ガラスのなかに白い羽根や小さなマメ、タンポポの綿毛などが入ったネックレスやピアス…どれも繊細で、凛としてて素敵だった。わたしは滅多にアクセサリーを身に着けないのですが、羽根入りのペンダントに目が釘付けになり、購入しました。


薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本 (新潮文庫)

凍りついた香り (幻冬舎文庫)

凍りついた香り (幻冬舎文庫)