沼
一体どうしたのか。きっかけはジム・カヴィーゼル過去作品制覇修行だったはずなのに、それが一段落したら映画全般に興味対象が広がりはじめ、1月は30本、2月12本、今月はまだ4日しか経ってないのに4本見てる…。もう!中年なんだから、いい加減こういう極端な行動を控えたいのに(涙)バランス感覚…憧れの言葉よの。
「ネブラスカ(Nebraska)」
監督:アレクサンダー・ペイン、脚本:ボブ・ネルソン、出演:ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ、ジューン・スキッブ、ステイシー・キーチ、ボブ・オデンカーク、音楽:マーク・オートン
映画館のサイトで写真を見たときに、息子役のウィル・ホーテがラミンに似ている!!と思い、それだけの情報、予告編など一切見ずに行きました。ら、とってもよい映画でした。
モノクロで画がパキっとしてる。ブルース音楽も素敵。お父さんお母さんの演技が素晴らしい。なんだあれ!ストーリーのほうも、人間の優しいところと浅はかなところが愛情のある目線で描かれてて、爽やか。自分が大人になってくると、親のことを「ひとりの人間」として見られる部分が増える。そういう瞬間は視界が開ける。
「愛、アムール(AMOUR)」
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ、出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ
濃密な夫婦の関係。冒頭のコンサートの場面以外は二人で暮らす部屋のシーンのみという閉塞感。ぴったり背中に張りつく影が画面にずっとある。周囲の人の美化、距離。だから、この結末は「あぁ、やっぱり」というような脱力感があり、あまりにもあまりにもで、おとぎ話のように感じてしまった。
こういう介護の場面を見るといつも思うのが、人間は相手が動けないと認識するとなぜ子どもに接するような、今までの人格を無視するような態度になるんだろう。看護師に啖呵きった夫は格好良かったです。繊細すぎると言われても、デリカシー大事です。
音楽が意識的に排除されてるので、ピアノの音が耳に残ります。
「ホビット竜に奪われた王国(The Hobbit:The Desolation of Smaug)」
監督:ピーター・ジャクソン、脚本:ピーター・ジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン、ギレルモ・デル・トロ、原作:J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』、出演:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、ベネディクト・カンバーバッチ、エヴァンジェリン・リリー、リー・ペイス、ルーク・エヴァンズ、ケン・ストット、ジェームズ・ネスビット、オーランド・ブルーム
前作に引き続き夫が見たいというので見たのですが、前半の川下りは楽しかったかな。あとはちょっと次回作を見ないと、という感じです。
「バグダッド・カフェ(Out of Rosenheim)」
監督:パーシー・アドロン、脚本:パーシー・アドロン、エレオノーレ・アドロン、出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト、CCH・パウンダー、ジャック・パランス
これは百合映画って判断でよろしいのかしら…最後のセリフで決定的だと思ったのだけど。
「砂漠でサーモンフィッシング(Salmon Fishing in the Yemen)」
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しかし残念だったのは、英語字幕がないということ。英語で聞き取れないところを字幕で確認したい派のわたしとしては、日本語字幕のフォント違い(手書き風フォント)とか本当に無駄!!!!それならば英語字幕つけて!!!