愛を読むひと/RUSH

またも映画…

愛を読むひと」…「無修正版」なんてものが出たのね…わたしが見たのは修正版です(笑)
監督:スティーブン・ダルドリー、脚本:デヴィッド・ヘアー、出演:ケイト・ウィンスレットレイフ・ファインズ、ダフィット・クロス
ベルンハルト シュリンク著「朗読者」の映画化。正直、数年前に本を読んだときはなんの感慨もなかった。そもそもわたしは一人称の小説があんまり好きじゃないところへ主人公がなんだかあっけらかんとしゃべりすぎる印象があるのと、結末が感心しないっていうか…ね。
でもケイト・ウィンスレット好きだし、映画見ました。これが想像以上に良かった。とくに大人になったマイケル役のレイフ・ファインズの演技が…(涙)脚本が登場人物に「多くを語らせない」ことに注意を払っていてるなか、言葉にしなくとも伝わる演技をしている。それが余計に切なくなる。ケイト・ウィンスレットも文句なしです。原作よりもずっとずっとよい映画。
「ビリーエリオット(リトルダンサー)」や「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の監督なんだね!どっちも好きですわ。



「Rush」…監督:ロン・ハワード、脚本:ピーター・モーガン、出演:クリス・ヘムズワースダニエル・ブリュール
公開中のF1映画を見ました。F1ちっとも興味ないけど、ダニエル目当てです!ええ。
これがけっこうおもしろかった。大音響のエンジン音ぶるんぶるんて聞いてると血が騒ぐわあ(笑)ぜひ映画館で観て欲しい類の映画です。ストーリーは実在した対照的な二人のレーサー、ジェームス・ハントニキ・ラウダのライバル関係を中心としたドラマなので、嫉妬とか歪んだ愛とか美味しいですもぐもぐ。
後日ネットで実際のニキやジェームスの動画を見たら、あまりにも映画のふたりがそっくりで驚きました!!とくにダニエルのしゃべり方!ドイツ語訛りの激しいニキのアクセントを完璧に再現していた…やはり多言語操る彼の耳は異常なほど良いのだろうな。「Rat(ねずみ男)」と呼ばれたニキに似せるために前歯2本もメイクでつけてたから見た目もそっくり。
見終わったあと夫に「ニキとジェームス、どっちがいい?」と聞いたら、「ニキかな…消去法で。だってジェームス遊び人すぎるんだもん…あれはちょっと」と彼女目線で選んでて笑いました。わたしはジェームス派。外では強がっていてもメンタル弱い男!ぐっとくる!!と笑顔でいったら「まさわたんの愛は歪んでるよね」と夫から指摘されましたが、そんな妻に見初められて結婚した夫よ、反省してください。