老後の予習

老後の参考に(?)余生をどう過ごすかテーマの映画を2本見ました。

マリーゴールドホテルで会いましょう(The Best Exotic Marigold Hotel)」

ジョン・マッデン監督、ジュディ・デンチビル・ナイマギー・スミストム・ウィルキンソン、デヴ・パテルなど。

予告編通りの映画。ちょっとファンタジーだとは思うけれど、明るくて、休日に娯楽として楽しむにはちょうどいい。レイシストのお婆ちゃんの態度が変わって、それはほんとうによかったよ…。わたしはつくりごとでもそういう言葉をあまり目にしたくないのだ。


「みんなで一緒に暮らしたら(ET SI ON VIVAIT TOUS ENSEMBLE?)」

ステファヌ・ロブラン監督、ジェーン・フォンダジェラルディン・チャップリンダニエル・ブリュール、ピエール・リシャール、クロード・リッシュ、ギイ・ブドス。

ダニエル・ブリュール目当てで見たのですが、これがとてもおもしろかった。男性はいつまでたっても中身は小学生って描写がすごく楽しかったし、老いても性生活を手放さないフランス人とか、全編ユーモアであふれてるけど「死」や「病」もシビアに描いてるのも見ごたえがあった。そしてジェーン・フォンダが美しい!あんなに洋服似合う人もそれほどおるまいよ、というくらい立ち姿が美しくて惚れ惚れしました。

目当てのダニエル・ブリュールは可愛い好青年でしたわ。ナンテール大学に留学してるドイツ人の役なんだけど、「その訛りはどこ出身だ」て訊かれてて可愛い。来月公開するF-1映画「Rush」を観た方がダニエルの訛った英語可愛いとおっしゃってるのを思い出して和みました。ドイツ語、スペイン語、英語、フランス語と多言語話せるのすごい。

あぁ、ドイツといえば、映画のなかで旧東ドイツ出身と知った老人に「政治思想は?俺の父さんは1941年にナチに殺されたんだ。お前のじいさんはその年どこで何してた?」と聞かれるシーンがあり、こんな若者であっても、今でも代を遡って非難されるんだな…と、アイヒマン見たせいかもしれないけれど、それがすごく気になった。日本もアジア諸国からそういう反応されることあるけれど、どう答えれば理解し合えるようになるのかな。