小谷美紗子とランタンパレード@7th Floor

(1/15)年明け初ライブは小谷美紗子ピアノ弾き語り。

  1. 眠りのうた
  2. 明日からではなく
  3. 嘆きの雪
  4. 東へ
  5. 正体
  6. universe
  7. 街灯の下で

アンコール

  1. STAY
  2. The Stone

7th Floorは客席を通ってステージにあがる作りなのだけど、珍しく小谷さんが「こんばんは〜、こんばんは〜」と挨拶しながら登場。そう、昨夜はすごくご機嫌だったみたいです。いつになくMCも弾んでおりました。

まずはおなじみの3曲。「眠りのうた」を聞くたびわたしは「かぐや姫」を思い出す。清廉なものの地上滞在はまばたきのあいだ。「明日からではなく」はポジティブな歌詞ですが、昨夜ほど明るく輝いて聞こえたことは初めて。わたしの受容体が変化したんだろう。このあと続く「正体」にも通じる歌詞で、小谷さんの変わらない「真っ当さ」と正義感が出ている曲。都内は今年いちばんの寒さであった夜に聴く「嘆きの雪」は格別でした。体の芯から凍える寒さを感じます(笑)

次の3曲は新しいアルバム『us』より。作った背景などを説明してくれました。「今回のアルバムは珍しく、自分のことよりもライブに来てくれるファンとか他人のために曲が書けたけど、それはなぜだろうと考えると、やはり自分が弱ってたからだと思う。震災以降に弱ってて、そういうときに聴きたい曲ってなんだろう?と考えて作った。また以前のような、他人に構ってられません!自分の悩みでいっぱいです!というラブソングも書きたい。両方できるといい。歌謡曲みたいなポップなやつとか。小谷美紗子キャッチーになったな…て言われるような(笑)」

universe」は優しさの塊みたいな曲だもんな〜。これは本当に多くの人に聞いてほしい1曲。小谷美紗子に興味がなくても!iTunesで1曲買いしてほしいくらい!そして、この曲が終わると客席がすんすん泣いてるのが可愛い。まあ、わたしのそのうちのひとりですが(笑)

「街灯の下で」については、「過去2回あった私のモテキの、2回目のときに書いた曲です。できればすべての人とうまいことやりたかったんですけど、それはできないし…イメージも悪いしね?」と(笑)この曲は写実系歌詞で、冬空の暗闇のなか淡く灯る丸い明りのなかに2人のシルエットが浮かぶ。2人は惹かれあってるけど駆けだしていくには躊躇する事情があって切ないのと、でも2人だけのその瞬間を手放すまいとぎゅっと抱き合ってる様子がとっても可愛い。

そして最後にアンコール2曲!小谷さんは「イベントではアンコールしない」と決めているのに、鳴り止まない拍手に応えて、そして昨夜は寒くてようやく体が暖まり、もう少し歌いたい気分ということでアンコール候補曲2つもって登場してくれました。「英語のと日本語のどっちがいい?」と客席に聞いたら、もちろん「どっちもー!」ってなるよね(笑)というわけで、歌いなれてるのを…と「STAY」「The Stone」

他のアーティストあんまり褒めないのに、小谷さんの前に歌ったランタンパレードのことを「リハで聴いてて、いい曲だなと思った」と褒めてたし、一緒に歌ってみたい、とも。「彼もMCしなかったし、案の定、楽屋は盛り上がらなかったけど(笑)私が珍しく話しかけたんですけどね?」と、終始ご機嫌でありました。めでたい2014年。


小谷さん、23日のNACK5ラジオ出演では生歌ありとライブで告知ありました。大宮の方、ぜひ観覧を! http://musicforlife.co.jp/lifework/548/