きっと、うまくいく

監督・脚本:ラージクマール・ヒラニ
主演:アーミル・カーンカリーナ・カプール、R.マーダヴァン、シャルマン・ジョーシー

わたしにとって意外にも初ボリウッド映画で2013年映画納めでした。

原題が「3 idiots」というくらいなので、工科大学で出会った3人の男子が馬鹿を真剣にやりながら巻き起こす素直なストーリーのドラマなのですが、3時間という長さにもかかわらず飽きさせず中だるみもなく、最後までぐいぐい引き込みます。それは何よりも登場人物すべてが魅力的だから!

とくに主人公の風変わりな学生ランチョーは本当にかっこいいのよーー!!馬鹿正直に正論で立ち向かっていく姿が、わたしの理想の人物像に重なってねえ。そして3人の男子たちの友情がまた泣かせるの。ボリウッドらしい歌と踊りも散りばめられて、ユーモアも下ネタもあって笑っちゃうんだけど、それだけにきゅんとさせる言葉とシーンが生きるのね。

最後のラダックの景色がまたすごい!こんな場所があるのがインドの「広さ」を物語る。とくかくいい映画でした。