NYC Ballet 来日公演 Bプロ@オーチャードホール

昨日、今日とニューヨークシティバレエ団の来日公演に行ってきました。Bプロ、Aプロの順で見たので、そのまま書きます。

10/22(火)Bプロ 19時開演 指揮:ダニエル・キャプス、新日本フィルハーモニー交響楽団
白鳥の湖 音楽:チャイコフスキー、振付:ジョージ・バランシン、オデット:テレサ・レイクレン、ジークフリード:タイラー・アングル
バランシンの白鳥は、2幕と4幕をミックスさせた縮小版とのこと。お付きの狩人たちと猟にきていたジークフリートが湖畔でオデットと出会い、恋に落ちて、引き裂かれる流れ。白鳥のフォーメーション移動が見所なのかな?男性ダンサーの見せ場はあまりない感じ。
オデット以外の白鳥の衣装が黒なため、後半のロットバルトが出てきたところの群舞にマシュー・ボーン版の白鳥のような攻撃性を感じた。「あんたひとりで王子捕まえて抜け出せるとか思わないでよね!」みたいな嫉妬と圧力を(笑)
狩人の男子たちがときたま出てきて黒衣装の白鳥たちに肩を貸す振付の意味不明さが気になるところ…。


★The four temperaments 音楽:ストラヴィンスキー、振付:バランシン
「憂鬱」:ロバート・フェアチャイルド、「快活」:アビ・スタフォード&ジャード・アングル、「無気力」:アスク・ラ・クール、「いらだち」:アシュリー・ボーダー&アンサンブル
キャスト変更でアシュリー・ボーダーが登場。8月のヴィシニョーワガラで初めて見て、とても素敵なダンサーだと思い、今回の公演も彼女が見たくてチケット取ったようなところもあったので、見る機会が増えたのが嬉しい。
アシュリーはやはり目立つ。NYCBのダンサーは皆さん驚くほどキレがあるのですが、彼女はメリハリのつけかたが独特なのかなあ?みんな同じレオタードで、音になりきるというか、キャラクターづけされてない無個性な演出なのに絶対に埋もれないのよね。
ストラヴィンスキーの音楽はあまり得意でないと気づき始めた今日この頃ですが(今までクラシック聴いてないから〜笑)、踊りは楽しく見ることができた。ただ、これはこのカンパニーだから楽しく見られるような予感もしてる。ダンサーの体つきがなんか違う印象。腕や肩甲骨、太ももの筋肉が発達してて、ターンや動きの速さが違う。


★Symphony in C 音楽:ビゼー、振付:バランシン
第一楽章:ミーガン・フェアチャイルド&アンドリュー・ヴェイエット、第二楽章:サラ・マーンズ&ジャード・アングル、第三楽章:スターリンヒルティン&ゴンザロ・ガルシア、第四楽章:タイラー・ペック&アンソニー・ハクソリー、その他
盛り上がった〜。最後は舞台ぎちぎちにダンサーが(笑)楽しい!