Wordplay vol.8 @渋谷Lamama

6ヶ月ぶりの小谷さん、10ヶ月ぶりのTrioライブ!

対バンはOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、小谷さんMCによると広島のフェスで楽屋が同じで、そのときバンドの人たちは延々と長渕剛とかカヴァーしてたそうで、「うるさいなあ…わたしこれから本番なのに」と思っていたと(笑)!「でも、うるさいと言う前に”うるさくてすみません”と挨拶にきたので打ち解けた」と(笑)あぁ清清しい小谷節。


お馴染みの「Who」のイントロを聞いたとき、あぁ帰ってきた!という気持ちになった(笑)最近ほんとに…ご無沙汰でしたので。そのあとはお決まりの「Rum & Ginger」

「照れるような光」はイントロのピアノ、間奏のベースのアレンジが変わってた。この曲から「オオカミ」って…!ラブラブ期の鉄板曲ですな!!胸がきゅんきゅんするわ。そんなラブな歌から一転「自分」を続ける小谷さん、かっこいい。

「オオカミ」の1Verseはドラムが入らないけど、今日はトムくんが指をスナップしてカウントを出してました。

そのトムくんですが、「Still have us」イントロでのドラムソロ、超かっこいい!この曲は本当に、わたしが小谷Trioに心酔したきっかけともいえる重要な曲。初めてライブでこの曲のドラム聞いたときの衝撃と言ったら!!さらにここ数年は「Recognize」を続けて“全力疾走”の演奏をするのが定番になっているけれど、今夜はドラムを至近距離で聞いていたこともあり、「かっこいいいいぃぃぃ!!!」という理由だけで涙出ました…。ええ、ドラムで泣く日が来ました。

はあ…すごかった。こんなにときめきながら音楽聞いたの久しぶりだなあ…(バレエの曲も好きだけど、演奏よりは踊りに意識が集中してるので)、小谷さんの曲はやはり誰とも違うメロディと詞を持っている。それをより強固に、そして華やかにしてるのがトムヒロのリズム。3人だけなのに、なんでこんなに音が豊かなんだろうか!広がりがある。聞くたび新鮮に驚く。


トムヒロがはけたあと小谷さんがおもむろに携帯カメラで客席の写真を撮り、Twitterにあげていい?ってやりとりもありました。まだ2つ折り携帯を使ってて、それかわいいやつなんだけど、なんでまだ使ってるの?といつも聞かれるのにイラっとするのでスマートな方に替えますと(笑)
https://twitter.com/odanimisako/status/380340641772756994


そして「3月のこと」を歌う前に小谷さん、「わたしは普段見落とされがちなことに焦点を当てて歌にしたいと思っていて、弱者の声とかね、そういう声はとても小さいから、敏感に受け取って、その声と自分の声を合わせて、歌っていきたい」とおっしゃった。

「がんばろう」とか「絆」とか、そういう上滑りな言葉が都会では氾濫した2年半前のあのとき、「歌なんて今そんなもの聴いてもしょうがない 大事な人が死んだら」という歌詞を書いた人らしい。

「わたしの曲が必要な人は、どん底まで落ち込んでるときか、ものすごく元気なとき、どちらかだと思う」と笑っていってたけど、これからも必要な人に彼女の歌が、言葉が届きますように。


新しいアルバムについては「よい歌詞が書けた。はやく皆に聞いて欲しい。演奏は相変わらずトムヒロの素晴らしい演奏です。来週は新宿ロフトでピアノ弾き語り、あともうひとつ弾き語りイベントあるけど、告知していいか確認するの忘れました(笑)」とのこと。

はい、来週も行きます。


セットリスト

  1. Who
  2. Rum & Ginger
  3. 照れるような光
  4. オオカミ
  5. 自分
  6. Still have us
  7. Recognize
  8. 3月のこと(弾き語り)