秋の準備

個人的バレエ週間も終わり、落ち着いた生活に戻りつつある。舞台鑑賞は楽しいのだけど、楽しすぎて浮ついてしまうのが続くと疲れる。地味に掃除して、地味なご飯食べて、本読んでるあいだに転寝して…という平凡な生活を愛してる。

ここ数日はそんな感じで過ごすことができた。明日で上映終了してしまうパリオペのマーラー第3のカールさんをまた観に渋谷まで行こうかとも思ったけど、ル・シネマはスクリーン小さいし、せっかく落ち着いた生活を乱してはいかん、この静寂をしばし満喫するのじゃ…とわたしの中の仙人が助言するのでおとなしく従った。

5月からずっと狂乱の渦というか(笑)、生活というものを薙ぎ倒してきたので、ここらで改めたい気持ちが強い。娯楽との距離のとり方とか、自分の体のこととか冷静に考えたい時期だなと自然と思えた。

久しぶりに(本当に久しぶりに)押入れの本棚を眺め、積読の山山を確認し、涼しくなってきたからには本読むべしと思う。驚いたことに、バレエ関連以外の本は5月のピダハン本読んだきり…!読みたい本はたくさんある。

積読本を眺めたのにもかかわらずすっかり無視して、仕事帰りに内澤さんの新刊をようやく購入。これは人間観察本。たいへんに面白そうで、読む前からワクワク。

内澤旬子のこの人を見よ

内澤旬子のこの人を見よ


あとこれも読みたいのだけど、店頭で探すの忘れてしまった。”『ドリトル先生』や『ジキル博士とハイド氏』のモデルにして近代外科医学の父ハンターは、群を抜いた奇人であった。”ですって。

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯 (河出文庫)

解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯 (河出文庫)