ディアナ・ヴィシニョーワ 華麗なる世界Bプロ

昨日8/21(水)にBプロに行ってきました。Aプロよりも盛り沢山な印象で、満足満足。都合が悪くて2日目いけないのがとても残念!!もう一度見たかった〜。

★「ドリーブ組曲」振付:ジョゼ・マルティネス、音楽:レオ・ドリーブ
メラニー・ユレル、マチアス・エイマン。あぁ今日も輝いてるわマチアス。ユレルも品があっていいな。ふたりともとても丁寧に踊ってると思った。


★「レダと白鳥」振付:ローラン・プティ、音楽:ヨハン・セバスティアン・バッハ
上野水香、イーゴリ・コールプ。わあ、神様!(笑)ゼウスが白鳥に変身してるコールプが、うん、そんな存在感でした。「レダと白鳥」は初めてみたけれど、とても美しい作品で好きになった。またどこかで見たいな。


★「タランテラ」振付:ジョージ・バランシン、音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク
アシュレイ・ボーダー、ホアキン・デ・ルース。Aプロのドンキを変更したから、Bプロの「タランテラ」と「パリの炎」はできるのか?けっこうどっちも大変そうだけど?と直前まで懸念してましたが、ホアキン全力投球でした〜。アシュレイとともに元気いっぱい楽しい踊り。この二人は全身から踊る楽しさ、喜びが伝わってきて、見てると幸せな気持ちになる。


★「精霊の踊り」振付:フレデリック・アシュトン、音楽:クリストフ・ヴィリバルト・グルック 
ディヴィッド・ホールバーグ。やはりきれいな体だなあ〜有難いモノ見られた〜と拝みたくなる感じ(笑)。この人も「人ならざるモノ」の存在感がある。

★「真夏の夜の夢」 振付:ジョン・ノイマイヤー、音楽:フェリックス・メンデルスゾーン
エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン。ティアゴの王子的衣装を初めて見た。おぉ〜かっこいい!この二人の踊りは、ときめきながら、うっとりする。
ノイマイヤー版「真夏の夜の夢」はYTで細切れのを見ただけ。とても不思議な物語で面白そうだから、全幕みてみたいものだよ〜。


★「カルメン」 振付:アルベルト・アロンソ、音楽:ジョルジュ・ビゼー/ロディオン・シチェドリン
ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセロ・ゴメス、イーゴリ・コールプ、後藤晴雄、奈良春夏、東京バレエ団

ディアナのカルメンかっこいいいぃぃ!こういう強い女が本当に似合うわ…。初見だったこともあって、強烈な個性を放つディアナに目が奪われて、ゴメスやコールプにあまり注意をむけられず…。バレエファンの先輩方の感想ではコールプがとても素晴らしかったということなのに…無念。あぁもう一度見たかった〜。


★「眠れる森の美女」より 第3幕のパ・ド・ドゥ 振付:ルドルフ・ヌレエフマリウス・プティパ、音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
メラニー・ユレル、マチアス・エイマン。マチアスの古典はとっても美しいな〜。もっと踊ってるの見たいと思わせるダンサーよ。


★「チーク・トゥ・チーク」 振付:ローラン・プティ、音楽:アーヴィング・バーリン
上野水香、ルイジ・ボニーノ。ジャズのリズムでおしゃれな作品だと思うのだけど、今回のガラの構成だとちょっと浮いてるような気もした。途中で上野さんのハイヒールが片足すっぽぬけていっちゃって、でも一瞬もひるまずに踊り続けてた。終わったあと上野さんがボニーノさんに「靴、とってきてくださる?」というような目配せをしたのも機転がきいてる(笑)ボニーノさんもいそいそと拾いにいき履かせてあげたのも優しい。ボニーノさんはコミカルな演技が得意で、フィナーレでも登場してちょこちょこ動いてる(他の出演者のような”ダンス”というのではないw)のが可愛かった(笑)


★「ナウ・アンド・ゼン」 振付:ジョン・ノイマイヤー、音楽:モーリス・ラヴェル
エレーヌ・ブシェ、ティアゴ・ボァディン。この日は完全にエレーヌとティアゴに釘づけでした!「真夏の夜の夢」の結婚式のPDDもうっとりしたけど、この「ナウ・アンド・ゼン」のユニタード姿のエレーヌに目を奪われました。なんて長くて美しい脚!!わたしにとって夢みたいな2人の踊りでしたわ…。ほけーと口開けて見とれた。あんまり感動したものだから、終電まで時間がないというのにSD行ってエレーヌさんのサインもらっちゃった〜(笑)サインしてくださってる間につたなく感動を伝え、写真も完璧にきれいに撮れてて、Bプロは1日しか見られなかったけれど思い残すことなし(笑)


★「パリの炎」 振付:ワシリー・ワイノーネン 音楽:ボリス・アサフィエフ
アシュレイ・ボーダー、ホアキン・デ・ルース。先週DVDでナタリア・オシポワとイワン・ワシーリエフ「パリの炎」を見たのだけど、ワシーリエフのくどさ(褒めてます)に笑えて、なんて楽しいダンサーか!と思ったのですが、アシュレイとホアキンはまったく違うベクトルで楽しい踊りでした。いや〜実にさわやか!!くどさゼロ(笑)!!


★「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー、音楽:フレデリック・ショパン、ピアノ演奏:菊池洋子
ディアナ・ヴィシニョーワ、マルセロ・ゴメス。ここでもディアナに注目しすぎて、ついにアルマンの存在を忘れるの巻…。なんなんだろー?やはりディアナの個性が強烈なんだわ。相手を食っちゃうの。わたしが見慣れてないだけかもしれないけど。このガラ公演のチケットを買ったときはゴメスの踊り楽しみにしてたのに…なぜこんなことに…不可思議なことよ。
カルメンを見たあとだから、ディアナのマルグリットはイメージに違和が…。「ダイアローグ」も「カルメン」もとてもよかったから、男性と対等に渡り合う女、間違っても恋に溺れない感じの(笑)そういう女性でまた見たい〜。すごくかっこいいんだもん。


3日間いろんな演目が見られて本当に楽しかった!!シリーズ化してくれるといいなあ〜。