英国ロイヤル・バレエ団<ロイヤル・ガラ>

演目とキャストはNBSより引用

【第一部】
「ラ・ヴァルス」 振付:フレデリック・アシュトン/音楽:モーリス・ラヴェル
小林ひかる、平野亮一、ヘレン・クロウフォード、ブライアン・マロニー、ローラ・マカロック、ヨハネス・ステパネク


「コンチェルト」 第2楽章 振付:ケネス・マクミラン/音楽:ドミートリ―・ショスタコーヴィチ、ピアノ:ケイト・シップウェイ
メリッサ・ハミルトン、ルパート・ペネファーザー


クオリア」 振付:ウェイン・マクレガー/音楽:スキャナー(※特別録音された音源を使用)
リャーン・ベンジャミン、エドワード・ワトソン


アゴン」 パ・ド・ドゥ 振付:ジョージ・バランシン/音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
ゼナイダ・ヤノウスキー、カルロス・アコスタ


「雨の後に」 振付:クリストファー・ウィールドン/音楽:アルヴォ・ペルト、ヴァイオリン:高木和弘/ピアノ:ロバート・クラーク
マリアネラ・ヌニェス、ティアゴソアレス


ドン・キホーテ」 第3幕よりパ・ド・ドゥ 振付:マリウス・プティパ/音楽:ルートヴィク・ミンクス
ロベルタ・マルケス、スティーヴン・マックレー


うたかたの恋」 第3幕より 振付:ケネス・マクミラン/音楽:フランツ・リスト
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー、リカルド・セルヴェラ


【第二部】
白鳥の湖」 パ・ド・カトル 振付:フレデリック・アシュトン/音楽:P. I. チャイコフスキー
エマ・マグワイア、高田茜、ダヴィッド・チェンツェミエック、ヴァレンティノ・ズケッティ


「温室にて」 振付:アラステア・マリオット/音楽:リヒャルト・ワーグナー 、メゾ・ソプラノ: マリア・ジョーンズ
サラ・ラム、スティーヴン・マックレー


「春の声」 振付:フレデリック・アシュトン/音楽:ヨハン・シュトラウスⅡ世
崔由姫、アレクサンダー・キャンベル


「眠れる森の美女」 目覚めのパ・ド・ドゥ 振付:フレデリック・アシュトン/音楽::P. I. チャイコフスキー
金子扶生、ニーアマイア・キッシュ


「ジュビリー・パ・ド・ドゥ」 振付:リアム・スカーレット/音楽:アレクサンドル・グラズノフ
ラウラ・モレーラ、フェデリコ・ボネッリ


「マノン」 第1幕第2場よりパ・ド・ドゥ 振付:ケネス・マクミラン/音楽:ジュール・マスネ、編曲:レイトン・ルーカス
リャーン・ベンジャミン、カルロス・アコスタ


「シンフォニー・イン・C」 最終楽章 振付:ジョージ・バランシン/音楽:ジョルジュ・ビゼー
サラ・ラム、ヴァレリー・ヒリストフ、マリアネラ・ヌニェス、ティアゴソアレス、崔由姫、アレクサンダー・キャンベル、イツァール・メンディザバル、リカルド・セルヴェラ

指揮:ボリス・グルージン、ドミニク・グリア
オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


ここ数週間バレエDVDといえば「Mayerling」を観ていたので、コジョカルとコボーのロイヤル最後の演目でもあったし、その二人が踊ってくれるというので、とりあえずガラ公演だけチケットを購入しましたが、行くことができて本当によかったです。

マシュー・ボーン版の白鳥も音楽が流れただけで「うぅぅぅ(涙)」って感じなのですが(Blu-rayのメニュー画面の映像だけで泣く)、今日、開演前にオーケストラが練習しているなかにマイヤリングの旋律が耳に止まっただけで「ううぅぅ(涙)」となりました。パブロフの犬状態ね。

コジョカルのマリーの包容力すごかった。ふたりの全幕観てないからあんまりいろいろ言えないけれども、明らかにこのふたりの解釈じゃないと観られないルドルフとマリーだった。心中しか道がないってのがむしろ幸せになるための選択であるかのように見えた。コボーの体は万全でなかったのだと思うけど、でも素晴らしかったわ。カーテンコールも3、4回出てきてくれた。

改めて「Mayerling」全幕を生の舞台で観なければ!!と思いました。いつか実現するといいなあ。マスカラなんかしていかないぜ!ぐずぐず泣くと思うので(笑)今夜、抜粋を見ただけで滂沱だったのでね…。

そのほかに気に入ったのは、「クオリア」のリャーン・ベンジャミンとエドワード・ワトソン。官能的でかっこよい振り付け、踊った二人の体も素晴らしかった。エドワード・ワトソンは来月また客演で来日するので観にいこうかなあと思うくらい素敵な踊りだった。

アゴン」のヤノウスキーの安定感。「ドン・キホーテ」のマックレーの華やかさと軽やかさ。「温室にて」のマックレーとサラ・ラムもよかったな。サラは「シンフォニー・イン・C」でも素晴らしかった。この方は体も美しいけど、ピタッピタッと狂いなくステップ踏んでいく印象。「春の声」の崔さんは可憐な〜。「マノン」リャーン・ベンジャミン、カルロス・アコスタもよかった。リャーンもこれでロイヤル最後だったのよね?またどこかで踊ってるの観られるのかしら。。。

今まで馴染みのなかった(まあバレエ好きになって4ヶ月の初心者ですのでね)アシュトンやマクミラン、バランシン、ウィールドンなどの作品をたくさん見られて楽しかったです。あとロイヤルはやはり衣装が素敵ですよね。オープニングの夜会をイメージした「ラ・ヴァルス」のドレスや「ジュビリー・パ・ド・ドゥ」のキラキラ衣装、あと「春の声」の崔さんの衣装は外側チュールの下にお花が縫いつけられてる?凝ってるなあと思いました。


素敵だと思ったダンサーの方、且つ、わたしの前を通った方(笑)にサインをいただきました。SDには左右にファンがいるのですが、ファン応対してる反対側のファンに名前を呼ばれるたびに「ちょっと待っててね、今行くから」と気さくに答えるダンサーたち(笑)小林ひかるさんはコジョカルのサインをほしがってたファンに気づいて、その方のパンフを預かって「アリーナ、ここにも〜」とお願いしてくれてた(笑)なんていい人!コジョカルはさすがに大人気で、笑顔でたーーくさんサインしまくってました。白鳥は今回踊れなかったけど、また客演で来日予定もあるし、まだまだ踊ってるところが観られますよね。楽しみに待ってます。

このページの裏に小林ひかるさんのサインもあるのだけど、崔さん、コボーと同じくプロフィールにサインがかからないように(あとで文章が読めるように)書いてくださってて、おぉ気配りさんたち!と思いました。