パリ・オペラ座SD編

初めてのバレエStage Door体験。上野に行く前は「ミーハーするのはラミンだけにしておこう…」と思ってプレゼントも何も用意せずにいたのだけど、やってしまった。舞台にとても感動したので、この気持ちどうにか伝えたい…!とこじらせ、万が一のためにと文化会館の売店で購入しておいたカード(やる気ゼロすぎるw)に、慌ててスマホで検索したフランス語でお礼を書いて(急場しのぎ!)、カールさんに渡しました。

そうしたら、カールさんはそのカードを自分の胸に当ててお礼を言いながら喜んで、あろうことかボタンが開いてる胸元からシャツの中にカードを入れようとしたのですよ!しかもおどけた表情で…!な、な、なん、なにしちゃってるの??か、かわいすぎるんですけど…!!!!

いま目の前で起こった出来事は現実なのだろうか…?あまりの衝撃に脳機能が停止して、そこから記憶が混濁しています…。だからパンフレットを出したときキャスト表も一緒にびよーんと出て、そのまま忘れた…。がーん。

パンフレットには、ルメートルの第2幕の衣装で踊ってる写真があったので、そこにサインしてもらおうとページを開いたら、カールさんは迷わず、迷わず(大事なことなので2度言いました)、自分の写真の下に映ってるアニエスガランスのスカート部分にサインした…(笑)

いくら萌え死にそうになってるわたしとはいえ、ツッコミ気質は残っていたので、「えー…」とつい声を洩らしたら、「あっ、いけね!」的な感じで自分の写真の下にサインしなおしてくれました。…カールさん…もしかして…天然なの…?

これが問題のサインです。

わあ、同じページに同じ人のサイン2つ…(笑)いい思い出です。

「ありがとう!」と日本語で言ったら、「どーいたしまして〜」とかなり明瞭な発音で返してくれました。さすがバレエ学校時代から来日してるだけありますね。

翌日は「昨日の急場しのぎカード、あれはひどい」と思いなおして(笑)、もうすこし気持ちをちゃんと伝えるカードを書いていきました。SDでカールさんは英語で対応してたので、メッセージも英語でいいかと拙い英語でつらつらと。

マッサージを受けていたようで、ステファンやアニエスよりも遅くでてきたカールさん。たくさんのファンが待っているのを見て「やあやあ、みんな待たせたね」的スターな笑顔(実際はそう言ってませんよ?わたしの妄想ですw)でも本当によい笑顔でした。

「わたしのこと覚えてますか?」と訊いたら「もっちろーーーん」というノリで答えてくれて、あぁ営業対応ありがとうございます…と心底感謝(笑)お手紙を差し出したら、「またくれるの〜?ありがとう」と胸に当てる。それを見て…はぁ(貧血)adorableすぐる…。

メッセージにも関連してる携帯に保存してある画像を見せたらとても喜んでくれ、英語でお話してくれましたが聞き取れず(号泣)。そのあと一緒に写真を撮ってもらいました。で、あとで写真を確認したら、ちゃんとわたしからの手紙が映るようにカールさんが手に持っててくれて、たいそう驚きました!だって、手紙渡してから写真撮るまでに話題が開いたのに、よくそこで気がつくよなあって。

普段から対応しなれているというのもあるのでしょうが、びっくり。昨日は「天然?」とか思って本当にごめんなさい土下座、という感じです。


こちらはイザベルのサイン。至近距離生イザベル…超絶美しかった…!華奢だった!握った手が小さかった…!スタッフさんは「サインか、写真かどちらか」とアナウンスしてたのに、サインしたあとでも、ファンが手にカメラを持っていたら「1枚ならいいわよ」と皆さんと写真撮ってました。優しい…(涙)。また出来上がった写真が、もんのすごい美しかったですよ。あんな完璧な笑顔そうそうできないぜ。女優ですね。


アレッシオとクリストフ伯爵(笑)にもサインをもらいました。アレッシオ、超オシャレ。クリストフさんはサインするまえに渡した金色ペンをカチャカチャと上下に振って、さらにサインしたあと「気をつけて」とパンフレットを渡してくれました。ほら、金色マーカーって色が均等にならないから使う前に振り、そして乾きにくいからすぐページを閉じてしまわないように、「気をつけて」なのですよ。なんて気配りの人!!


ラミンのときも思ったのですけれど、こういう表現分野を職業としている人の人間の器って、いったいどうなっているのでしょうね?ということ。自分でSD押しかけといてなんですが、ステージだけで満足しろよ?って感じじゃん?それ言えるくらい精魂かけて皆さん舞台に立ってるはずなので。それなのに、それなのに、お疲れのところをとても優しくファン応対してくれて、持ってる器が凡人とじゃ全然違うんだわ…て感嘆します。

今回はとくにサイン会など予定されてなかったのに、集まったファンの多さから場を設けてくださったスタッフさん、本当にありがとうございました。日ごと案内がスムーズになってて、素晴らしかったです。まさかカールやイザベルと写真一緒に撮ってもらえるとはね…(涙)しかもどっちもよく撮れてたの…わたしこのカメラ買ったばかりでピンボケばかりだったのに(笑)なぜ初回のスタッフさんたちが上手に撮れるのか?不思議でしょうがないですが、心から感謝してます。

あと疲れをおして快諾してくれたダンサーの皆様、本当にありがとうございました。
来年の公演も楽しみです。それまでしっかり働こうっと(笑)