パリ・オペラ座「天井桟敷の人々」@東京文化会館 5/31
行ってきてしまいました…。初日があんまりにもよかったので、見る予定のなかったアニエス+ステファンの組み合わせ、あとカールメートル(略するなw)もう一度観たいなあと思い急遽チケット探して、5/31夜も。。。
バチスト:ステファン・ビュリオン、ガランス:アニエス・ルテステュ、フレデリック・ルメートル:カール・パケット、ラスネール:バンジャマン・ペッシュ、ナタリー:メラニー・ユレル、モントレー伯爵:ヤン・サイズ
それがまたよい席で、1階下手側通路席(最後のシーンのガランスが去っていく道になる)だったのでアニエスが至近距離を歩いていった…!感激する美しさでした…ありがたいもの見たわあ!
前日はルメートルばかり見ていたので(苦笑)、この日はガランスとバチストをしっかり見ましたよ。で思ったことは…アニエスの醸し出す雰囲気がやはり高貴で、町育ちで奔放なガランスにはイメージ遠いなあ…ということ。ステファンのバチストはとてもシャイでDT臭が強く(こんな言葉使ってごめんなさいね…)、二人がなんだか姉と弟にしか見えなかったのよぉ…。結ばれたあとのシーンさえも、添い寝してたのかな?って(あぁ、ほんとにすみません)
その結ばれたあとのシーンですがね?マチューはズボンのチャックを上げたり、乱れたシャツのボタンをとめなおしたりして、おぅエロいね…て感じだったのですが(もう、ほんとにこんなことばかり書いてて大丈夫?)、ステファンはソレしなかったのよー。えー…ちょっと残念(何を期待しているのだ!)
(気を取り直して)前日が2階だったので、やはり1階の臨場感は違いますね!プロローグのあの衣装も2階からじゃガランスのドレスってわからずにいたし、フュナンビュール座前の群舞も、兵士たちの回転とか迫力ありました。身体表現はやはり近くないとねえ…て。
ルメートル萌えポイントであるライオン着ぐるみ、あぁかわいいぃ!成功して投げキッスしながら退場していくところも大好きです。あぁチャラい!なんてチャラいのか!(褒めてます)
劇中劇の「月に恋する男」、ソデでルメートルとガランスがイチャイチャしてるのも可愛いし、あとピアノとバイオリンの二人が演奏しながらちゃんと小芝居してるのもおかしかった。
休憩中から始まる第2幕のリハーサルシーンが大好きです!振付のジョゼが指導役で軽く踊ってて、その一挙手一投足に目が奪われる。指でパチンパチンとリズムを取る音さえも「はぅ」となる(バカです)
そのあと始まる劇中劇としてのバレエ公演はほんとに楽しい。この作品自体は映画のバレエ化だから、演劇要素が強く、言葉のないお芝居って感じだけど、だからこそ第2幕のバレエがとても新鮮に感じられて(笑)、お客さんたちも盛り上がる。この日のカーテンコールのお芝居、カールさんが前日よりもオーバーアクションにして場内を笑わせてました。
休憩時間のリハーサルシーンから徐々に暗転して、いつのまにか本編のバレエ公演が始まる演出がよいです。それ以外にも開演前からジャグリングしてたり、天井からチラシがまかれたり、ロビーで幕間劇があったり、本当に演出のアイディアが素晴らしい。そのまま「犯罪通り」にワープしたみたい。
あぁ楽しいなあ!結末は悲しいんだけど…。でもお芝居は楽しいっバレエは楽しい!て、気分が明るくなっちゃうのですよ。
しかもこの夜はカーテンコールでジョゼとアニエスが並んだので、おぉあの黄金ペアが目の前に…!という盛り上がり方もしました。