マラーホフの贈り物 ファイナル Bプロ

日曜日、マラーホフのガラ公演に行きました。18年間続いた公演のファイナルということで、昔からのファンの方がカーテンコールや楽屋口で泣いてましたよ…。わたしはと言えば、まったく不勉強で予習もしなかったから、せめて全盛期の映像くらいはチェックしておけばよかったなあと反省。

公演概要、NBSから。

「シンデレラ」振付:ウラジーミル・マラーホフ 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ   ヤーナ・サレンコ、ウラジーミル・マラーホフ

「椿姫」より第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン   マリア・アイシュヴァルト、マライン・ラドメーカー

「ジュエルズ」より"ダイヤモンド" 振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー  オリガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

「レ・ブルジョワ」振付:ヴェン・ファン・コーウェンベルク 音楽:ジャック・ブレル  ディヌ・タマズラカル

「ライト・レイン」振付:ジェラルド・アルピノ 音楽:ダグ・アダムズ   ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ

「バレエ・インペリアル」振付:ジョージ・バランシン 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー   ヤーナ・サレンコ、ウラジーミル・マラーホフ東京バレエ団

ロミオとジュリエット」より第1幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・クランコ 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ   マリア・アイシュヴァルト、マライン・ラドメーカー

「タランテラ」振付:ジョージ・バランシン 音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク   ヤーナ・サレンコ、ディヌ・タマズラカル

「椿姫」より第2幕のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン   ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ

白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ" 振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー   オリガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

「ヴォヤージュ」振付::レナート・ツァネラ 音楽:ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト   ウラジーミル・マラーホフ

ピアノ:青柳 晋(「椿姫」より第2幕のパ・ド・ドゥ)

まず、いちばんの感想は「どなたも素晴らしいダンサーだった!」ということ。出てくる人出てくる人みな、驚きと感嘆を呼ぶ踊りでしたよ。すごいなあ。

とくに印象に残っているのは「椿姫」1幕のアイシュヴァルトとラドメーカー、この二人の「ロミオとジュリエット」もよかった〜。二人ともセリフが聞こえてきそうな演技なのだけど、でも同時に、言葉がない表現ってこんなに美しいのかあって思った。

「レ・ブルジョワ」と「タランテラ」のタマズラカルも表現力のあるダンサーでした。人間としての愛嬌が滲み出てる。これから注目していこう。

黒鳥踊ったスミルノワも美しいわ、かっこいいわで、オペラグラス覗いて凝視。バレエマスターが教えてくれたことによると、バレエ界のアカデミー賞と言われるブノワ賞を獲ったばかりなのですって。眼福でありました。

ルシア・ラカッラの体もしなやかだったわあ。どんだけ関節があるの?ヤーナ・サレンコも小柄なのに強靭な体力って感じがしたわ…。美しかった。

カーテンコールは10分?20分?くらい、ずーーーっと拍手が鳴り止まず、マラーホフが何度もご挨拶してくれました。ジュテしながら出てきてくれたり、会場全体が名残惜しい感じでした。みんなに愛されてるダンサーなんだなあ…何も知らずにおりましたけれど、最後を見ることができてよかった。