マシュー・ボーン「ドリアン・グレイ」記者会見

ドリアン・グレイの記者会見、当選したので行ってきました。

順不同かもしれないが、まずマシューから届いた公演へのコメントを司会のTBS安東アナが代読、ドリアンの宣伝動画、UK公演のダイジェスト映像をステージのスクリーンに流す、日英キャストの二人リチャード・ウィンザーと大貫勇輔が登場、インタビュー、質疑応答、なぜかタレントの西川史子登場、西川先生のために日英ドリアンが3分ほどの踊りを披露。

ステージ上には二人掛けの黒革ソファが置いてあり、そこにキャストふたりが座ったのだけど、二人とも背が大きいからきゅうきゅうになって座ってて、可愛かった。なにあの演出。1本のマイクをふたりで交互に使ってました。

リチャさんは一生懸命ドリアンについてお話してくれました。原作のオスカー・ワイルドの小説は19世紀の作品であり、それを現代に変換する際、創作当時セレブリティが話題を集めていたので、ドリアンをスーパーモデルとして成功と失墜を描くことにしたこと。男性ふたりで踊ることはともすると格闘しているように見えてしまう、それをいかにロマンスに見せるか工夫していること。この作品は衝撃的でセクシャルなので、日本でどういう反応があるのかとても楽しみなこと。

彼がクリエーションダンサーでオリジナルキャストだから思いいれも並々ならぬ、というのが伝わるくらい、熱っぽく語ってくれました。それとマシューの創作力や作品の物語性をとても尊敬してることも伝わった。たくさん話して汗だくになってて、ハンカチで汗をふく仕草が、てけてけしてて可愛かった…。

そして一番客席がひゃああっと沸いたのは、ドリアンは自分の美貌に陶酔して破滅していくが、自分のことを美しいと思うか?の質問に、「ドリアンを演じる上でそう思うことは大事だと思っている。それと…マシューがこの役を自分のために与えてくれたということは、マシューは僕のことを美しいと思ってるんじゃないかな…」最後のbeautifulが消え入りそうな小さい声で、ものすごく照れながら言うリチャさん…。会見中ずっと安東アナが日英キャストの腐推しのような流れを作ってた気配あったけど、マシューとリチャードまさかの師弟愛発言で、場内に一体感が生まれたよね…。萌えって「お膳立て」されるものじゃないからさ…

それと「10年まえの初来日からずっとサポートしてくれるファンにお礼を言いたい」とも。客席に顔見知りのファンがいたようです。すごいね、みなさま。

日本人キャストの大貫さんは1年前にロンドンへ行って、オーディションのためにドリアンの振付をリチャードに教わったそうで、それ以来久々の対面だったとか。まだ稽古に入ってないから役作りに関して確信のある言葉はなかったし、リチャードと比べられてたいへんでしょうけれども、きれいな体つきでしたし、きっとかっこいいドリアンになるのではないかと期待してます。

会見終了後、選ばれしファンのみ残って、キャストふたりを撮影。チェキ(小さいポラロイド)で2枚撮り、1枚を封筒に入れてスタッフに渡すと初日にサイン入りが戻ってくるそうな!(わたしは参加できませんでしたー)

7月が本当に楽しみです!
http://hpot.jp/dorian_gray/