3月のこと


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「3月のこと」作詞・曲 小谷美紗子

歌なんか 今そんなもの 聴いても しょうがない
大事な人が 死んだら
隙間の無い悲しみに 隙間だらけの言葉
倒れた町を 擦り抜けて
ありふれて 孤独を誘うばかり
 
それでも言い切ろう 最後は 心だもの
この世に いても いなくても
おとぎ話のような 夢だけれど
叶うんだよ また  会えるんだよ
いつかまた 望む ふるさと

一人じゃなければ 頑張れるのに
生きるって 意味が分からない
いったい 誰を守る 屋根だろう
一人ぼっちじゃ 何も いらない
その場限りの夢は いらない

それでも どこかで いつも 繋がっている
僕らは 何も 忘れない
あの人の 誕生日を 卒業式を
思い出す為に 生きて行く
見知らぬ僕らを 繋いで行く

遠い遠い 空をつかまえた もうどこまでも 行ける
遠い遠い 列島の夢 この空を 皆が 見ている

生きる その意味を 共に知るまで
同じ風に もたれて 泣こう

いつだってそこには果てがある どんな春にも必ず
桜がちゃんと 散るように
僕らもいつか 去り行く定め
だからまた みんな 会えるんだよ

ただいま おかえりって 奇跡の日常を
守るんだよ 未来の ふるさと
あの人が 残した ふるさと
あの人が 地上を 愛している