Matthew Bourne's SWAN LAKE

お友達が大好きだというマシュー・ボーン演出「SWAN LAKE」の鑑賞会をしてきました。
「白鳥」がすべて男性、舞台も現代にアレンジされたコンテンポラリーダンス

今年の春にシュツットガルト版「白鳥の湖」を観ていたので、白鳥のフォーメーションはわりと古典を踏襲してるとか、王子の苦悩に母親である女王との関係が深く関わっていることが強く演出されていることにより感情移入して、理解しやすかった。

古典的な女性の白鳥も「白鳥にしか見えない!!」と驚愕したものだけれど、男性だけの白鳥もどっから見ても白鳥…。すごいね、人間の体って。リードダンサーのリチャード・ウィンザー(Richard Winsor)はスワン役とストレンジャー役の二役で、どちらも素晴らしいダンスを披露しているのだけれど、ストレンジャーのときが心がざわつくほどセクシーです(笑)

鑑賞会にいらしたバレエマスターによると「SWAN LAKE」の音楽のテンポはチャイコフスキーが初演したときと同じらしい。「白鳥の湖」は当時ドラマチックすぎる曲調に振付師と観客がついてこられず、大失敗だったそうなのだが、プティパ=イワノフによる再編成で大成功をおさめ、再演のたびに振付が改訂され、難易度もあがっていくのに合わせて、オケのテンポも次第に遅くなったそう。へえ〜。

エンディングも涙なしでは観られない演出で、またはじめから観たときは冒頭のシーンで号泣する用意ができてる寸法です。うわーーん。

いいものを教えてもらいました。とりあえずお友達からブルーレイを借りてきたので、気に入った、公園での王子とスワンの出会いのシーンを繰り返し見ています。日本版はまだ発売されてませんが輸入盤ブルーレイが日本のリージョンで再生できるみたいです。

Swan Lake: Matthew Bourne [Blu-ray] [Import]

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