独裁者

ディクテーター

今日はバカ映画を観てきました。しょっぱなに「親愛なるキムジョンイルに捧ぐ」ちゅうて将軍様の写真が出てきたときは、ぶほぉっ!ってなった。

北アフリカにある架空の国ワディヤ(場所的にはスーダンとかソマリアの紅海沿岸あたり?)の独裁者が国連で演説するためにNYに行ってすったもんだな話ですが、終始、下ネタ、人種差別・宗教差別、フェミニズム菜食主義者への皮肉、「アメリカの民主主義」への自虐ネタ…全方位に喧嘩売ってるというか(笑)

とくに最後のアメリカの政治への批判というのはほんとほんとにその通りだよ☆って感じでちょっとすっきりしたり…。いやでも全編バカバカしいんですけどね。911にこんな映画観ててわたしはいんだろうかな…と思ったよ…。映画では911までネタにされてて、うっ11年でこんな表現できちゃうのかアメリカ人って(まあごくごく一部ですよねでも)…。そういうのはちょっと敵わないなあと思った。

同じようにしたいという意味ではなく、先日のフランス映画『最強のふたり』でのダンスシーンとかもそうだけど、センチメンタルかつ、いい子でいたい日本人では勇気のいる描写だよなと思う。