carrot & stick vol.1 June 13
小谷美紗子、3ヶ月ごとに毎回3曲ずつ新曲を発表していくライブシリーズ「carrot & stick」全3回の1回目でした。
ご本人は「あんまり曲を書かないのでスタッフにお尻を叩かれるシリーズ」と言っていたけれど、でも『ことのは』」リリースのときは「あと10ヶ月くらいでアルバム出せると思う」とか言ってたんだよなあ。まったく曲を書いてなかったわけではなくて、あのあと震災があって、「音楽の無力さみたいなものを感じた」「いままでの価値観が通用しないと思った」とか、これまでのライブで小谷さんはおっしゃっているので、納得できなくなって没にしてしまった、ということなんだろうか。
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最近はこの企画に関係なく、よい曲ができているそうで、ちょうどタイミングがよかったみたいです。来年の春になる前にリリースできると思う、と。楽しみ!
この日も新曲以外にライブで初めて演奏する曲があって、気合が入っていた。客入れで、まだ50人来ていないので10分押しとなっていたそうだけど、小谷さんのほうが待ちきれなくて、しびれを切らして5分押しでステージに出てきた(笑)
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新曲の「誰か」は「失恋したときに誰でもいいから優しくしてほしいという気持ち」を歌ったもの。「巣立ちの花」(表記はこれでいいのかわからないが)は、大切な人との避けられない別れの歌。いままさに小谷さんが直面している状況らしい。歌詞から察すると、時間を見繕っては、お見舞いに通っているようだ。切なくて切なくて、そのあと「青さ」と続いたものだから、号泣であった。
「手のなか」はTwitterに書き込んだ言葉を元に歌詞を書いたそう。いつもツイートするときは読んだファンの人の気持ちを少しでも明るくするような、支えるような言葉を…と選んでいるそうで、「初めてファンの人へ向けて作った曲」と。キャリア16年で「ファンに向けて初めて」と言い切るあたり、孤高だわ〜媚びないわ〜大好きよ!
アンコール1曲目は弾き語りで「3月のこと」、これはずっと歌い続けると決めているので、と。自分が率先してお金を募って被災地に送ったりはしないけど(個人ではしているそうです)、それはわたしなんかがやらなくてもファンの人たちがそれぞれすでにやってることだと思うし、と。小谷さんの根底にある他人への信頼の現れだなあと思った言葉。最後に3人で「眠りのうた」大好きな歌。
小谷さんは本当に素晴らしい才能だなあ、そしてトムヒロという最高で完璧なリズム隊と出会えてよかったなあ…とTrioライブ観るたびに思う。あの3人の化学反応、見ているだけで幸せ。9月のチケットも購入できたので、今から楽しみで仕方ない!!
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- Rum & Ginger
- who
- still have us
- 空の待ち人
- 楽
- mad
- 誰か(新曲)
- 巣立ち花(新曲)
- 青さ
- まだ赤い
- 消えろ
- タイトル未発表
- 手のなか(新曲)
en.
- 3月のこと
- 眠りのうた
このライブの感想を書く前に、Twitterで小谷さんからお返事もらえて喜びのあまり平静を失ったため、ライブの記憶がちょっと飛びました…。もっといろいろ書こうと思ってたんだけど。