イラン関連本2

物語 イランの歴史―誇り高きペルシアの系譜 (中公新書)

物語 イランの歴史―誇り高きペルシアの系譜 (中公新書)

中学生向けの歴史本を読んだあとだから理解できたけど、これだけ読むとちょっと混乱しちゃうかもしれない。話題があっちこっち飛んでる印象。現代史と宗教についての記述が多くて、それは参考になった。

イスラム飲酒紀行』の著者である高野秀行さんが「イランはイスラム圏でも異質」というようなことをおっしゃっていたけれど(イスラムの戒律がゆるい、市民が平気で政府批判もする、それも新橋でおやじが民主党ダメダメ〜なんて言ってるのと同じような調子で)、なんとなくわかってきた。ムスリムだけど、その前にイラン人というか…ペルシア民族であること、その文化への誇りが強い。イスラム教はアラブから入ってきたもので、その前はゾロアスター教が主流だったというのもあるのかしらね。

わたしはずっと独り鎖国で(ほんとに外国に興味なかった。英語もぜんぜんできない)、それでも唯一行きたい外国がトルコだったのだけど、イランといえばトルコの隣じゃんってことで、本読むうちにイランにも行きくなってきた。エスファハーンの「王のモスク」見たいぞー!青タイルのアラベスク模様が美しい〜。わたしは青がいちばん好きな色なのだ。そしてイランの音楽や映画も気になってきた。神秘主義者が音楽でトランスして神と一体化を図ったりして、なんかおもしろそうだ…(いや、おもしろいって言ったらダメなんでしょうけれど…本人は真剣だろうし…)