50/50

昨日はかねてより観たいと思っていた映画を夫と鑑賞してきた。上映期間が残りわずかのためか、シネコンでは50席程度の小さいプレミア会場に追いやられ、おかげで初めてソファー席に座った。通常料金なのにゴージャスでいいね。

27歳の生真面目な(爪を噛むのがクセ、整理整頓好き、酒もタバコもやらない)青年が5年生存率50%のガンを発病し、生活や周囲の反応が一変するなかで病をどう受け入れ、どう生きて行こうと足を踏み出すのかをユーモアたっぷりに、実際に発病した本人ウィル・レイサーが脚本を手がけている。

まずしょっぱなの下ネタに笑いをこらえきれず。まあ、男性の本音かもね…。ガンを「つかみ」にしてナンパしようぜ!と主人公アダムをけしかけ、下ネタをばんばん飛ばす友人カイル役を演じたセス・ローゲンがすごく良い。ふざけた言動があるほど、終盤の種明かしも効いてる。

病気は避けられるものではなく、そして突然降りかかってくるもの。それをどう受け止めるか、一緒に受け止めてくれる人はいるのかって考えちゃうねえ。この映画のように、できるだけ笑って、でも弱音も吐ける状況を、わたしも作ることができればいいなと思った。

ちなみにあのエンディングは爽やかで映画向きとは思うけれど、しかし、長続きはしないよねぇ。几帳面というのはね、ズボラをそう簡単に許容できないんですよ!(見てない人にはさっぱり何がなにやらでしょうが)