粥をすする日々

秋晴れの過ごしやすい日でしたが、そんな気候と反比例するかのように気力は減退する一方です。原因はわかっています。矯正です!

…愚痴るでないよ、自分で決めたさ〜と思いつつ、「食べる」ことを制限されないことの幸福ったら、単純だけど人生の上位にくるのではないか!?と改めて気づきましたのことよ。
病気やダイエットで食事制限をしたことがないし、「お腹が空いたときが食べ時」とばかりに夜中だろうが間食していたので、「食べられない」ことへの耐性がたぶん人並みより低いです。

日曜日は初めて外食しましたが、お蕎麦はのどごし!と江戸っ子気取りなほど“丸のみ”だったなあ…。うまく噛めない(矯正器具が当たって痛い、噛みあわせが悪くて痛い)ので、そのうち体調に変化がありそうな予感(消化具合が心配です)。

それでも身体ってよくできてる!と感嘆したことは、一度傷ついて治癒したところは強くなってるということ。下の歯にブラケットつけた日にさっそく唇の内側の皮がベロンとめくれ血が出て、それはもう痛かった。それから5日間は食事のときもブラケットをカバーするワックスを貼り付けていたのですが、傷が治ってみたらワックスなしでも平気。それでなくとも粘膜は普通の皮膚より治りが早いので、妙な心強さを感じました。

あと、中年期に差し掛かかり代謝が落ちてきたいま、こうやって食欲をコントロールすること、何を食べて、何を食べないかを考えることは、いい経験だなと思います。何事も易きに流れる性格なので、こうやって無理やり向き合わされなければ「今まで通り」を貫いていたかもしれないし。

これから3年間の矯正生活のなかで、たった2ヶ月が経過しただけか…と先を思うとまたどんよりしちゃうけれど(これからもっともっと痛くなる!と脅されてる)、その時々の身体の反応、変化を楽しみにしたいと思います。