購入

本屋さんを眺めて思ったのは、震災直後に出版された本がなかなか多いということ。報道写真に特化したものだけでなく、被災地に行って「ふれあい」してきた「いい話」の本とか、あとは原発関連ね。被災地を数日取材して慌てて書いた「いい話」「悲しい話」ってあとに何が残るんだろうか。あの震災ハイみたいな、ヒステリックな状況で(今だって落ち着いてるわけじゃない)書かれた言葉はなんだかとても「商売」のにおいがしそうだ。被害の記録というのは残さなければならない。そこから学べることがたくさんあるから。だけど、それは2ヶ月後じゃないんじゃないかな…今は読まなくていいなと思ってしまった。もっと吟味されたものが後々出るのだろうから。


というわけで震災とは無関係の2冊を購入。

10歳の放浪記 (講談社文庫)

10歳の放浪記 (講談社文庫)

ホームレスだった子どものころの話。
とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起 (講談社文庫)

とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起 (講談社文庫)

単行本で読んでいるけど、文庫になったので。表紙の猫はかわいいが、しかし単行本の装丁は渋くて好きだったのに…イメージがちがってすこしさみしい。