ジュリエットからの手紙

こてこてのラブストーリー観たの初めてかも…。
イタリアの実在する団体「ジュリエット・クラブ」がモデルで、世界中から届くジュリエット宛ての手紙に“ジュリエットの秘書”たちが一通一通お返事してるそう。様々な言語で書かれた様々な恋や人生の悩みに、それぞれに長けた人たちが返事をしてるんですって。まぁすごい。ロマンチック☆と思えるけど、でもそれって「人生案内」だなと思ったわたしは日本人。(あれは全部に返事はしてないでしょうけれど、ジュリエット・クラブは全部に返事をだしているそうな。驚愕!)

映画は、50年前に書かれた手紙に返事を書いたことがきっかけとなり、手紙の主と一緒に過去の恋人を探すロードムービー。わーありがちーみたいな展開は安心感があってデート向きなんでしょうね。楽しく眺めました。主人公の恋人役がガエル・ガルシア・ベルナル、ちょっとしか出てなかったけど、エセ・イタリア男ぶりがよかったわ〜。イタリアンのシェフで、食べること・作ることに情熱注いでるものだから、彼女が土産にもらってきた袋から美味しそうなにおいがするのを無視できずに、彼女の話を中断して食べ始めるシーンがすごく好きだ。あぁ、オタクは素晴らしい。しかもそれが仕事に直結。

主人公の恋物語に注目して観てると物足りない映画。救いはおばあちゃん女優さんたちとガエル・ガルシア・ベルナルと景色。あと手紙を書くというのはいいよね。久しぶりに手紙書きたいぞ。わたしが書くと、もれなく分厚い書簡になりますけど、受け止めてくれる方募集!