台風2号

もう台風。自然よ、そんなスパルタでなくともよいぞ。今年の夏くらい、台風は素通り暑さもそこそこ、それくらいに手加減してほしい。雨は大事だけれども。普段だったらピーク時調整役の水力発電もフル稼動してるとの話だし。水大事。

この週末は一歩も外へ出ず、本を読み読み、昼寝して、食べて、また寝て、お風呂、本読んで…と一日の切れ目がどこなのか判然としないループで過ごした。夫と二人、それぞれが違うタイミングでそのループ。*1けれど、同じ部屋のなかでだらだらとしているせいか、妙な一体感。そしてなぜか夏休み感。外は台風で家の中でだらだらというのは夏の終わりの印象が強いせいなのかな。

昼間NHKをつけたら「おひさま」一週間ダイジェストをやってたんだけど、見事に若尾文子斉藤由貴のくだりがカットされてて、ドラマ開始当初から「この部分必要?」としきりに疑問を(わたしに)ぶつけていた夫が「やっぱり要らないんじゃないか…」と(笑)いや〜どうかな。今週の最後の「現代」陽子さんのセリフはカットしないでほしかったんだよなぁ。以下うろ覚えだけど、「いまからみれば、あの戦争は間違いだったんでしょう。でもあの当時の茂樹兄さんのような人たちの覚悟まで、わたしは否定したくない。」って。

結果を検証することはとても大事なことだ。でも、短絡的に誰かが悪いと決めつけて、簡単に決着し安心することは未来になにも残さないとわたしは思う。いま日本で起きていること、これから長い時間をかけて精査され検証されてほしい。ベストを尽くしてない人なんて、現場にいないとわたしは信じてるから。だから余計に政局のニュースとかうんざりする。誰かの足をひっぱって、状況が改善することなんかあるのかい。「頼りない」「策が無い」というならば、積極的に関わって知恵を絞りあってよ。これ以上、無用な涙を流さないために。

夜は上原ひろみが出演した番組を観た。わたしが観にいった公演もちょっと放送され(もちろんわたしは映ってませんが)、イタリアでオーケストラと『Rhapsody in Blue』を演奏した映像もあり、いろいろ思い出して胸が熱くなった。せっかく撮影したのなら、どこかでフルで放送してほしい演奏シーン…。
先日、熱烈なひろみファンの方からCDや本をたくさん貸してもらったのだが、ひろみのピアノや人への考え方を知って、ますます好きになった。この番組でも「(目標達成するときに)結果がジャンプすることはない。こつこつとした努力のみが繋がる」とか「人がいなかったら、ピアノを弾く意味なんかない」「迷いがあったら勝負には勝てない」ときっぱり発言してるところがすごく好きだ。強い人は優しいのだ。彼女をみてるとそう思う。

上原ひろみ サマーレインの彼方

上原ひろみ サマーレインの彼方

*1:夫は家事能力が不足しているので食事だけは一緒