昨日のETV特集がさっそく総合テレビで再放送されるようです(5月20日午前1:30〜)見逃したかたはぜひご覧ください。
また郡山の安積黎明高校が測定結果を更新。これによると、一旦落ち着いた線量も雨が降ると復活しちゃうようで、それは空気中の放射性物質が落ちるわけでなく、地中にあるセシウム毛細管現象などでまた地表にでてきてしまう(または下層への浸透)からじゃないか?と考察されている。それゆえに、福島市などで試験的になされている表土の下層への入れ替えは効果的ではない、汚染表土の削りとりのほうがよいと。

考察の最後にはしっかり「被汚染地域側の市民が一方的に積算線量低減に向けての改善努力をしていることはおかしい。保護者の不安を払拭するためにも、児童生徒に関する放射線防護のためにも、線量率の高い中通り地方の教育施設、公共施設に関して、汚染せしめた事業者と指導監督責任官庁(国・政府)の速やかな汚染表土の改善を強く望む」と書かれている。

安積黎明高校はわたしが福島にいたときには安積女子という名の学校で(当時福島県普通高校は男女別学が多かった)そのなかで安積女子といったら進学率も高いし、合唱部が毎年のように全国大会で優勝してたりと憧れの名門女子高でした。共学になっても気質は変わらないのでしょう。こうした独自の調査をする意識の高い先生方がいらっしゃるのだもの。おおもとがまだまだ不安定だから、手が回らないというのはあるにせよ、だからといっていつまでもこのままの状況でいいわけがない。福島の土壌改善策、すすめてほしい。