そんなスタンプカードは貯めたくない

以前の日記をちょっと読み返したら「寝て起きて食べる、ただそれだけに費やされた一日であった。気がつけば寝てる。怖い!こんなに寝てるの病気じゃないか!」とあり、あれ?これってデジャブ…ではまったくなく、これ以外にも「あまりにも眠い」ことばかり切々と書かれている日記がたくさんあり、“「病的に寝ている」のがわたしの常態である”ことをようやく理解した。溜息ばかりだ。


職場ではすこしも睡魔に襲われず、快適に仕事をした。今日はセンセイが不在であったので心なしか気分が軽く…いやいやウソウソ。しかしつい最近、センセイの“対人評価システム”はダメスタンプが貯まる方式で、スタンプがいっぱいになると一切信用されなくなるらしいと人づてに知り、内心震える思いであるのはたしか。この5年間でわたしのダメスタンプどれくらい貯まりましたか…?そんなん怖くて一生聞けない。

でもこういうのってよくないなぁと思う。だってセンセイとわたしは(少なくとも表面上は)うまく関係を築いているのに、第三者からの意見に影響されて見方を変えるのはおかしい。目が曇っている。他人の噂話や評価よりも、センセイとのやりとりのなかで自分が何を思うのか、それがいちばん大事だろう。当たり前のことだが、人は相手によって態度を変える。尋常ならざる能力を手にしているセンセイだってそこは人間、苦手な人にすこし硬い態度をとったとしても不思議ではない。

こういうとき、いつも思うことは「その人の柔らかい部分を引き出せる人間でありたい」ということ。人間は多面的であり、その人を言い表せる特徴や個性なんて、簡単に表現できるものじゃない。場所や状況、立場、対人によってさまざまに変化するものだと思っている。誰にでも同じ態度なんて、ロボット以外無理な話だろう。そこでわたしは自分が甘えたいばかりの姑息な処世術として、相手をリラックスさせ、優しい気持ちを存分に発揮してもらい、目の前にいるわたしに甘い評価をしてほしいと心から願い、そのための努力を少しばかりしている。その努力とは、ずばりわたしがリラックスすること。心を開いていない相手に、人は心を開かない。そのうえで目を曇らせず、しっかり相対し、話をよく聞き、真摯に対応する。ま、それがうまくいけば対人関係ナヤミムヨー。