チョコを送る

デパート地下のバレンタイン特設会場でチョコレートを買った。義母と母へはデメルの猫舌チョコ(ミルク)、自分用にはドゥバイヨルの板チョコ(44%カカオのバヌアツ、68%カカオのエクアドル/ペルー)。

義母がチョコレート好きというのを知り、バレンタインにあわせて贈るようになったのは5、6年前からだったか。女性、とくに年配の方は自分用に高いものを買う贅沢に抵抗があると思い、この時季さまざま並ぶチョコレートのなかから普段食べないようなものを送ってみたのがはじまり。とても喜んでもらえたので、それから毎年お店を変えて贈っている。

だが、もうこれからはデメルゴディバの交互でいいかなぁとも思い始めている。というのも全くわたしの好みだが、チョコレートの中にいろんなのが入ってる複雑な味のものが苦手で、最近の傾向はとくにそんなんばっかり。たぶん素材を厳選し技を凝らしてるんでしょうけれど、チョコレートはそのままチョコのみ、カカオの香りを存分に感じたいのだ!そうなると自然、選ぶものは板チョコとなるが、さすがにプレゼントする勇気はないので、チョコレートだけの商品が美味しくて、なおかつパッケージも可愛いデメルが最有力候補。ゴディバは母たち世代でも通用するブランド名なので2番手に。

実家の母へ贈るのは今年が初めて。父は甘いものを食べなかったのでバレンタインの風習は我が家になかったが、義母にあげて母に贈らないのもおかしいかと思い、同じものを買った。どちらにも手紙を入れて(義母へは夫からも一筆もらい)、郵送した。うまく月曜日に届くといいが。

夫へのチョコレートは先週のうちにキットカットとアーモンドチョコのバラエティーパック、組み合わせ自由2袋で500円というのを用意しておいたので、今日のおやつの時間に愛の告白とともに渡した。夫は正真正銘の“お子さま舌”で、高いチョコレートの価値など微塵もわからない、美味しいとも思えないと放言しているので、もうソレ用のチョコを贈るのはやめたのだ。ちなみに“お菓子の王様”は何かと訊ねたら、甘いもの部門では「きのこの山たけのこの里のバラエティーパック」だそうだ。ちっ、そっちだったか。