図書館にて
平穏無事な一日だった。午前中にやることを片づけて図書館、午後は本読んだり気絶した(かのように眠りこけた)り、夜は仕事の一区切りついた夫が珍しく21時前に帰宅して、食後の夫も気絶し(たかのように眠りこけ)、今目覚めたところ。これから風呂に入って寝るだけだ。
図書館へ行く道に紅梅が咲いており、それはよい香り。年を重ねるごとに桜よりも梅贔屓になってきた。一番寒さが厳しい2月に花を咲かせる梅を見ると、この空気のなかに確実に春に繋がる成分があるのだなぁと安心する。香りも枝ぶりにも力強さがある。女性にしたら知的でいて艶もありそう。それにくらべたらソメイヨシノは匂いもなく、取り澄ました整形美人という印象。山桜はまた別で、天真爛漫な感じがあるけれど。こういう例えは下世話すぎるか。
そんなことを考えつつ図書館へ着いたら、鼻が曲がるような異臭を発しているオジサンがいてびっくりした。本を借りていたのでちゃんと住所があり、決して路上で生活しているというわけではなさそうだが、ではどうして、夏ならまだしもこの寒い2月に、なにがどーなったらそんな臭いが熟成されるのですか!?と訊きませんけどもちろん。体臭とか一言では括れない臭いでした。カウンターにいたオジサンは近くにいた見ず知らずの子どもに話しかけ、その子どもから「うるさい!」と言われても「わっはっは!かわいいなぁー!」と笑っていた。悪い人ではなさそうなのに、なぜその臭い…。わたしとはすれ違うようなタイミングでオジサンは去っていったけど、狭い分館なのでどの棚のまえでもオジサンの残り香…。図書館の人もいろんな人を相手にするのだから、たいへんな仕事だ。返却の催促の電話など、聞いているとストレスがたまりそう。
今日借りたのは
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