雑煮と抱負

一歩も外へ出ず。昨日のうちに買出しもしていたので安心してこもった。昨夜はにんにくと生姜をきかせた鶏団子と牛蒡メインの鍋。春雨と焼いたネギも入れた。鍋に焼きネギ、気に入ってる。今夜は土産でもらった喜多方ラーメン。もやし炒めを山盛りにした。
そういえば実家の雑煮は鶏肉と牛蒡だった。大人になってから正月を実家で過ごさずにいたので、自分がどんな雑煮で育ったか記憶になかった。鶏肉と牛蒡は父が好きな組み合わせだったらしい。よく地方によって家庭によって違う、という話題で盛り上がるが、いままでそれについていけなかった。今年からは堂々と「鶏肉と牛蒡です!」と答えられる。これにも安心。いま自分で作る雑煮は完全に関東風。鰹出汁にかまぼこと椎茸、かき玉にして三つ葉をちらす。お椀に柚子の皮を塗り、焼いた餅を入れ、だし汁をかける。アオサ海苔があれば、のっける。夫の家の雑煮も知らないし、なんでこうなったのか自分でもよくわからない。

喪中のために新年の挨拶をせず昨日から日記を書き始めてしまいました。いまさらながら今年もよろしくおねがいします。今年の抱負などを目にするので、わたしも何か考えなければと思いつつもまったく思い浮かばず。もともと目的意識が低く、努力という文字が欠如している。実家帰って再認識した。他人と比べる、人を羨ましがることへの関心がとても低い。三姉妹の末っ子というのは小さい頃から“残念な子”として扱われることが多いため*1、周囲の期待も薄く、しかし姉たちと歳が離れているため家庭内でしっかりと甘やかされ、その結果、競争意識・向上心が育ちにくかったのだと推測する。全部いい訳ですけど。
学生時代の友人に「姉妹のなかでいちばん穏やか、のんびり屋だと思われている」というとものすごく驚かれる。夫にも「こんなにおしゃべりなのに、姉さんたちと一緒だと聞き役だよね。普段と全然違うからびっくりした」と言われ、姉たちの強烈さが推し量れようというもの。そんな姉たちと自分を比べるだけムダ、ということを思春期前にはすでにわかっていた(笑)

書いてるうちに思いついた今年の目標。意識して本を読むようになって4年目、いままではどんなものが好きかもわからなかったので、とにかく数をこなそうと思ってたけど、今年からは深く読むことを目的にしたい。話題の本とかに惑わされないで、好きなものだけ偏愛する。見識が広い、趣味が多様な人に憧れなくはないけど、そういう性格じゃないとわかってる。いっそのこと偏った人になる!

*1:両親は決してそんな扱いはしなかったが、親戚的には「また女か」という…70年代はまだそんなかんじ