日常にもどる

ホルモン部会から遊びっぱなしだった。普段は家にこもってじっとしてるほうなので、連日出かけたりするのは苦手。出来事ひとつひとつを消化するのにも頭の中がぐるぐるする。とりあえず言葉にしてしまうと落ち着くので日記に書いてしまったのだけど、ほんとうなら音楽から受け取った感情はあんまり言葉にしないほうがいいような気もする。自分のすくない語彙で、つたない文章で言葉にしてしまうと、「それだけしかなかった」みたいになってしまう。もっともっと言葉にできなかったものを、黙って抱いているほうがよっぽど賢い感じがする。

今朝出勤したら、実験室からすごい臭いが漏れているので何事かと思った。有害なものでなかったのだけど、やってる本人は臭いに慣れてしまって、まったく気にしてないのが恐ろしかった。玄関を開けっ放しにして換気換気。そんな悪臭に包まれながらも休憩室で寝てる子はいるし、君たち大物だね…。
昼は弁当を持っていかなかったので、学内の売店まで調達しに行った。そうしたら軒先で年末ジャンボを出張販売していた。ノボリを1本立てて、折りたたみ式の長机に宝くじを置いてたのだけど、小雨が降っていたせいか、あたりは昼間なのに薄暗く、販売員の着ている場違いな法被だけが目にチカチカと色を差し込んできて、妙にうらぶれた雰囲気が出来上がっていた。もう、ぜーーったいに当たらなそうな、それだけはわかる。
今日の仕事は頭を使わない単純作業だったのだけど、自分でも驚くくらい作業が進まず、やり方が悪いのかと途中で修正してみたものの予定の半分くらいで時間切れ。無念だ。

週末からずっとろくに料理も作らず、夫へも外食を強要していたので「今日こそはちゃんとした夕食を!」と決意しながら帰宅した。エビチリ、ジャガイモとスパムの揚げ焼き、湯豆腐の小鍋などにしようと思っていたのだが、下準備をするまえに夫より「飲んで帰ります」メール受信。なんだよもぉー。独りご飯となると、急激にどうでもよくなるので、簡単な雑炊をつくっておしまいにした。

食後は本日発売されたマイケルの新しいアルバム。死後に「新しい」アルバムが聴けるとは…気を遣わせたねぇと労ってみる。ジャケットのセンスが理解できずにいたのだけど、CDについてるブックレットの見開きに大きい絵があって、それで全体像をじっと見てたら涙でてしまった…イタいファンじゃのう。このアルバムにも郷太さんの解説付き。明日じっくり読もうっと。

MICHAEL

MICHAEL