日記を書く

3日くらい篭れそうと昨日は思ったけれども、あまりに天気が良いので散歩がてら駅前の本屋とスーパーへ行った。夫とふたりで「出かけよっか」と話してから5分後には玄関を出ていた。わたしはもちろん化粧なし、メガネあり。UV対策さえしないというのは我ながら酷い。
駅前の本屋は新刊と売れてる本しか置いてない極悪な店ゆえわたしは売上に貢献できずにいるのだが、今日は『よつばと!』の10巻が出ていたので喜んで買ってきた。よつばは相変わらず可愛い。あまりの可愛さに涙ぐむ。夫には「泣く要素どこにあった!?」と驚かれたが。
夜、押入れの本*1が溢れかえり、どうしようもなくなっていたので、ちょっとだけ整理整頓。2年前の日記も出てきて、ぱらとめくってみたら興味深いことが書かれていた。その文を読むまですっかり忘れていたことだ。読み返さない限り思い出さないこともわざわざ記されている。日記の面白さ。
毎年2月ごろに出版される『板尾日記』を愛読してるのだが、そのなかに(何巻かは失念)穏やかに過ごせた休日のことを「死ぬ前に思い出さない日」と板尾さんは記していて、読んだときにすごくハッとした。そうなんだよな、日常なんて死ぬ前に思い出しもしない、そういう積み重ねで出来ている。そう気がついたときにわたしは毎日、記そうと思った。なんでもない、どうでもいい、つまらない、あえて書くまでもないことを、記し続けようと思った。今日も「死ぬ前に思い出さない日」になりそうだから、日記を書く。

*1:本棚がないので押入れにぶちこんでいる。本棚ほしい…