タフな心

お風呂が気持ちいい季節になりました。それと反比例してお風呂掃除がつらい季節でもあります。

今朝は夫の出勤がすこし遅めだったので、乗り換え駅まで一緒に出勤できた。手を繋いで駅まで歩く。以前どなたかの日記に「うんと年配のご夫婦なら微笑ましいが、いい年した夫婦やカップルが朝から手を繋いでいるのは気持ち悪い」というような内容があり、おぉそんなこと思われているのかわたしたちも…と少なからず衝撃を受けたのだが、でも結局のところ他人にどう思われたって別にいいよね☆と思ってしまうわたしだ。だって特段に迷惑かけてるわけでもなし、そういうこと言う人はたぶん手を繋いでいるのがガイジンとかモデルのような美男美女なら何にも思わないんでしょと。自分と同じような垢抜けない人が恥じもなく仲良くしてるのが癪に障るだけだろうと思って。

読み終わった夏石鈴子さんの『虹色ドロップ』にこんなことが書いてあった。以下要約で。女性は生き方の選択肢が多いから、美人であるなし、結婚してるしてない、子どもがいるいない、仕事してるしてない、夫の稼ぎがいい悪い、そんなことが原因で他人の幸せを喜べないときがある。でも他人のことにどっぷり心を注がなくてもいい。大切な人には十分に、他の人にはあっさりと、でも丁寧に。他人がいい目にあっても「よかったね」と言えて、すうっと忘れる。それが女性に必要なタフな心だと思う、と。ほんとうにその通りだと思う。やっかみほど不毛なものはない。自戒をこめて。