ゾロメ

11月11日ということでツイッターではやや盛り上がっていたよう。ポッキーの絵とか。わたしにとっては母方の祖父の命日です。平成11年11月11日に亡くなったじいちゃん、なんかすげーさすがだ、とか不謹慎にも思います。

今回の父の見送りにまつわることでは、いろいろおもしろいことがあった。新聞のお悔やみ欄を見て、朝の6時半に「葬儀の記録を撮りませんか」と営業の電話をかけてきた地元映像制作会社とか*1、身内が亡くなった弱みにつけこみたいのか宗教勧誘に来た青年とか*2、果ては公務の無い日曜日に市長が弔問に来たりとか。自分で車を運転して一人でやってきたので姉と驚いていたら、応対した母は市長が帰ってから「来年選挙があるからでしょ」と鼻白んでいるようすで、さらに「線香あげてもらったくらいで票なんかやらないけど」と吐き捨てるような言い方をしたので、思わず笑ってしまった。たしかに面識もないのに突然自宅を訪ねられても困るし、投票をそんなことで決めてほしくないものよの。

あとは田舎ルールというべき葬儀にまつわるあれやこれ、なんでこんなに近所の人がくるの?とか。我が家がまだ宅地造成されたばかりの新興住宅地域に引っ越してきたのは30年前で、それから区画もすべて埋まり今まで仲良くお付き合いしてきたご近所さんだけど、いわゆる田舎の、農村地域のようなお付き合いではなかったので、亡くなった翌日・通夜・告別式・初七日とほぼ毎日のように通ってくるご近所さんたちに驚いた。隣の人の顔と苗字が一致するかしないかくらいの日常を送るわたしにとっては「そ、そんなにくる?」って感じだ。農村地域に暮らす叔母に漏らしたら、叔母のところでは初七日どころか二七日、三七日と1週間ごとに線香をあげにいく習慣もあるらしい。日本って広いぜ。

*1:即、断った

*2:同上