捨てる

1週間ぶりに仕事に行ったらものすごく疲れた。休み中に入ったメールに返信やら雑事やらをこなしているだけで午前中はつぶれ、来客もなぜか多く、しかも今やらなくてもいいだろうに掃除してみたり、ずーーっと気になっていたセンセイの部屋を本人がいないのをいいことにこっそりゴミ捨てしたりして*1、機械のメンテナンスに来ていた業者さんはわたしのことを「お掃除おばさん」と思ったことであろう。職場環境がインテリなだけで、わたし本来の仕事は知的なものではないため、お掃除おばさんで一向に構わない。実はわたしのなかの「お掃除おばさん」は、昨夜から目覚めていたのだ。

昨夜ふと思い立ち、クローゼットに入りきらずに押し入れの隅っこにひっそりと息をしていた古い洋服を白日のもとへ*2晒した。大学卒業時に買ったスーツとか出てきちゃって!生地が良いから捨てるのがもったいなかったのと、リクルートスーツではないけれど定番デザインだったから古臭くならなかった、スーツがこれしかなくて転職活動にも使ってた、とか諸々の事情で持ち続けてしまった。ん年ぶりに着てみたらスカート丈が短くて、年女にコレは無理!とようやく捨てる決心ができた。


写真に載せたスカートは「気に入ってるけど、傷みがあるので泣く泣く捨てよう」と思っているもの。裏地が紅白の水玉キュプラなのは「sleep」第一弾デザイン服で、nationalstandard製作のスカート。発売当日、新宿の伊勢丹に行ったさ。YUKIちゃんが店員さんとして“お見立て”してくれたりね、若林さんもいたよ…懐かしい思い出だよ。
その横のスカートは、広げると円形になるくらいボリュームがあって、157センチのわたし履くとくるぶし近くまで丈のあるもので、くるんと回るとヒラヒラヒラ〜♪と姫的に広がり、歩くたびにゆらゆらする。夏に出たものだと思うけど、わたしは冬に着るのが好きだった。白いエンジニアブーツ、ボンボンつきの白いニット帽、黒い短め丈のジャケットを合わせるのが一番好きだった。コレを着ているときは「必ず」知らない誰かに声をかけられた。洋服屋の店員はもちろん、歩いているときに年配の女性が「あら、かわいいわね、どこの?」と訊いてきたり、若い男子がニコニコ顔ですれ違いざまに「かわいい!」と言ってくれたこともある。*3…すごい魔力のスカートです。けどお別れします…悲しい。誰かシミ抜きしてくれないかしら。

*1:5年目にして初!快挙!来週会ったとき怒られたらどうしよう!?

*2:正確には蛍光灯のもと

*3:あくまで洋服が。場所が大阪だったことも気安い理由か