雨音とピアノ

つい10日前くらいまでは連日の暑さに呪詛の念を抱いていたが、こうも本気の秋をやられても、な日。一日霧のような細かい雨が降り続いた。部屋の中で見ていると小さな小さな雨粒が白く見えるので、まるで♪こな〜ゆき(もはや懐メロ。あのころのエリカさまは最強だった)のように見えた。実際、そんなことがあっても不思議じゃないくらい肌寒かったのだ。

雨の日は音楽を聴く。お香やアロマなど香りも湿度があるとより濃く感じることができるけど、音楽もなんとなく雨の日のほうが深く肌から伝わるような感覚がある。今日は図書館から借りている上原ひろみの『SPIRAL』をヘビロテしていた。本来わたしはギターがジャガジャーンと鳴っている音楽のほうが好きではあるんだけど、最近は寄る年波のせいかジャズのピアノトリオ最強!くらい思っている。余計なものも、足りないものもない、必要最小限。でも音の広がりは果てないのよ。
今日はとくにこの曲『Old Castle, by the River, in the Middle of a Forest』を繰り返し聴いていました。こんな顔でアイコンタクト(4分50秒あたり)されたらさ〜わたしがドラマーなら一発で恋に落ちるわ(笑)なんてセクシーなんでしょう。楽器を演奏している人はうっとりするくらい甘美な空気がある。これドラムと目が合うカメラアングルもいいです。DVD買っちゃおうかな〜!