気を長く

日中の陽射しの強さはまだまだ気を抜けないが、朝晩の過ごしやすさにほっとする。起床してから飲まず食わずで一気に家事を片付けて(洗濯、掃除、雑巾がけ、窓拭き、風呂掃除)、午後は谷中へ出発。


まずはナカムラへ修理依頼。2年前に買ったスリッポンのかかとが減ってきてたので。2週間くらいで張り替えてくれるそうだ。この靴をオーダーしたときは5月で、仕上がりは半年後というので「秋らしさ」を意識して臙脂がかった茶色の革で作ってもらった。思ったとおり、銀杏の落ち葉と色の対照がとても美しかった(右の写真)。でも秋以外でも、とくに夏はコルクの中敷が素足に気持ちよくて、図書館やらスーパーなどご近所散歩に重宝している。

つぎはdoudou。先月注文したミナ×リバティプリントの生地『Memories of Rain』丸襟ブラウス。仕立て上がりを見せてもらったら予想通りにかわいく、わー!と喜んだのも束の間。一番下のボタンホールが開いてなかったということが判明し(笑)、後日宅配便で送っていただくことになった。店主さんは平謝りに謝ってくれ、申し訳ないからと小さな手提げバッグ(生地はもちろんリバティ)をおまけとしてくれた。わーい☆むしろラッキーだった〜とまた喜ぶ。


そしてとうとうやってしまった、そのみつで。今シーズンのデザインにブーティがあり*1、サイトでそれ見たときに身体が前にのり出しちゃったくらい強烈に惹かれて、今日試着してみたら、もう可愛いーーったらない!!しかも可愛い上に履き心地も素晴らしかった。とくに踵部分のホールド力!きゅっと誰かの手で支えられてるような安定感。ヒールも3センチと高くないのでヒール初心者にも安心。むしろフラットシューズよりも歩きやすそうと思った。

しかしオーダーするには足を採寸し、自分だけの木型を作ってから靴の製作に入るので、納期に半年、手元に届く頃にはもしかして春…?とか、木型作るだけでも2万円…とか、ほかにも可愛いデザインがたくさんあって目移りしまくり逡巡しまくり。たくさん試着させてもらい結局はひと目惚れしたブーティに決定。ちょうどサンプル写真と逆の配色の、靴部分とボタンを深紫、ストレッチ部分をオフホワイトで。

デザインと素材を決めたら次は採寸−。生まれて初めて足型の採寸をしたけれど、あれは照れますな…。わたしのような見苦しい足をこんなに丁寧に扱っていただいて申し訳ございませんっと謝りたくります。それは冗談としても、採寸することによって自分の足をいろいろ知ることができたことが何より良かった。普段は24センチの靴を履いてるのだけど、実際には23センチちょっとであると教えてもらった。1センチも大きな靴を履いてたの?とびっくりだが、わたしの足は親指に厚みがあるのと、幅が広く甲が高いということで、つい大きなサイズを安易に選んでいた模様。でも大きなサイズを履いていると踵がパコパコになるし、それが足の疲れやマメ、タコの原因になるそう。

たしかにねぇ〜、というわけで…1か月分のバイト代を靴に注ぎこんだよ☆学生時代からイメルダ並みに靴が好きであったけれど、とうとう36にして足の木型作るよ!大人だね!…自分でも驚き。