読了

もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

もうおうちへかえりましょう (小学館文庫)

02-04年のエッセイをまとめたもの。ほむほむがエッセイを書き始めたころらしい。
「文体のこと」というのに、声を出して笑ってしまった。ほむほむは「意外と背が高い」と言われるそうで、それって小太りだと思われてるのか?小太りだと思われるような文体なのか?と…。なんでしょうね、「自意識過剰でモテない系」のひとかしら?とはじめのころは思ってたけど、でもエッセイにもよく「ラブホテル」とか「彼女の家で」とかいう単語がでてくるし、実際にトークショーなどでお姿を拝見した印象でも「モテそう」*1と思いました。そういうギャップ?



昭和。あの日あの味 (新潮文庫)

昭和。あの日あの味 (新潮文庫)

いろんな方(66人)の文章が読めるのと、その文章が「物事のとらえ方」が簡単に露呈してしまう「食」に関するエッセイというので、かなりお得な本。玄侑宗久さんの禅寺入門の際のお話がとても印象に残った。こんな精神的“ふるい”にかけられても信仰の道へ踏み出すまっすぐな気持ちに涙。あと米原万里さんの文章は別格だなーと、こんな小品でも明らかになっちゃう。

*1:しかし厄介そう