修行

お正月休みは映画ばかり観てました。Person of Interestのリースくんことジム・カヴィーゼル見たさに過去作品をレンタルしてきたのですが、これまでに見たことも聞いたこともなかった作品もあって…たぶんジムさん好きにならなかったら一生見ることもなかったであろう映画で、途中「これってなんの修行…?」と冷静になりかけましたが、がんばった(笑)といいますか、あらたな世界を見せてくれてありがとうジムさん!くらいの勢いです。

第二次世界大戦ガダルカナルで日本軍と戦う二等兵の役。たぶんジムさんがハリウッドで名前を知られるようになった記念的作品。戦争映画だけれど、自然や現地の人の暮らしの描写が強くて、心象ナレーションも詩的。ドキュメント的手法もあり、はじめは「なんだこの映画!?」て戸惑いましたが、そのうち美しい画面に引き込まれる。ただ日本軍のセリフがなんかねえ…日本の役者さんなのだけど、同じ言葉をただ繰り返してて、脚本がそうなんだから仕方ないとはいえ、ちょっとかわいそうでした。

ブルーレイは特典映像もたくさんあったのと、若くて美しいジムさんにつられて、見終わったあと購入してしまいました。


モンテ・クリスト-巌窟王- [DVD]

モンテ・クリスト-巌窟王- [DVD]

原作とは設定が大幅に変更されてる「モンテクリスト伯」もジムさんだったのかーー!と今更知るというね。無垢な青年から復讐にひた走る中年まで、すべてかっこいい!素敵。これも買ったわ。ええ…脚本対訳本も…。


ハイウェイマン [DVD]

ハイウェイマン [DVD]

妻を交通事故で失ってしまった夫が猟奇的ひき逃げ犯を追っていくサスペンス。こちらも復讐に燃えてる夫役がジムさん。車運転してるジムさんかっこいい。かっこいいけど物語としては「???」となる。でもかっこいいから許す。


オーロラの彼方へ [DVD]

オーロラの彼方へ [DVD]

消防士のお父さんを火事現場で亡くした息子役がジムさん。ある日、無線で交信した相手が30年前の、生前のお父さんで…というSFもの。どんどん過去が更新されてしまう展開にハラハラって感じです。


これは…モーガン・フリーマンが主演というので期待値高かったのですが、なんだかモヤモヤ。法廷ものサスペンスなんだけれど回収しきれてない感。すっきりせず、コレ見終えたときがいちばん「わたしもしかして修行してるのか…?」と思った。



レンタルは以上で、次の二つは「DVD持ってるけど映画館で見ちゃうよシリーズ」(笑)

わたしは25周年記念ロンドン公演から好きになったので、映画版は実は劇場で見るの初めてだった。ラミンやシエラ、ハドリーというミュージカル界の実力派が歌った舞台版とムービースターが歌ったのではどうしても歌唱力に差がでるよな…と思っていたのですが、そんなことは全然気にならなかったぜ!

むしろムービースターの容姿の完璧さにやられたぜ。あと映画ならではの演出が素晴らしくてねえ…冒頭の「在りし日」のオペラ座に変わる様も鮮烈ですが、今回いちばん感激したのは「The Point Of No Return」のファントムさんとクリスティーヌの引力。あれはすごいね。ファントムさんだって周囲だれもが気づいてても何も言えない、不可侵なふたりの世界ができあがってて、それはラウルも思わず涙がでるよ!


ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ [DVD]

これも10年ぶりくらいに見たーーーDVD持ってるのにーーー。そして改めてかっこいいいいいいいいい!!なんていい歌なんだろうか、ビジュアルも完璧っす!!!!すばらしい!!!!と馬鹿みたいに感動して帰ってきました。