ノイマイヤーまつり

土曜日にまたパリ・オペラ座ライブビューイング「マーラー第3交響曲」観てきました。今回はバレエマスターを介して知り合えたバレエファンの方とご一緒できたのと、前回の失敗を踏まえてしっかり睡眠をとったので、比べ物にならないほど感動の深度がありました。

わたしはバレエを好きになった今でもチュチュに憧れたり、自分で踊りたいとは1ミリも思わないのですけど、でもわたしが男性だったらダンサーになって女性をばんばんリフトしたい!!!と熱望する程度にリフト萌えです。

そしてわたしがこれまで観たノイマイヤー作品は萌えるリフトが多い…今いちばん好きなリフトがマーラー第3の最後の群舞で次々あげるアレです。下の映像7分半あたりの。…かっこいい…。


(これはイリ・ブベニチェクとシルヴィア・アッツォーニの映像だけど)

リフトはどこかに無駄な手続きがあると体に負担になるだろうから、美しいリフトには設計図がある。美しい数式にも通じる構成、立体感。そんな印象を受けて、激しく萌えるのです(意味わかんないですよね…すみません)

映画鑑賞をご一緒した方がおっしゃってましたが、わたしの大好きなカールさんの踊りは優しいと。人柄の良さがでて、陽性の光に満ちてる踊りだと褒めてくださってて、わたしはその言葉にまた涙しました。タイツ1枚で踊るってのは、その人が歩んできた道がそのまま舞台に出ちゃう、ほんとうにそら恐ろしいものだと思うんですけど、カールさんの体からは踊りへの真摯な態度が見て取れて、踊る相手との対話が聞こえてくるような気さえしました。

はあ…ほんとによかった。これはDVD発売してほしいな…。今まで日本以外でもライヴビューイングした作品でDVDになってないのがいくつかあるみたいだけど、これはお蔵入りしないでほしいーーーー!

というわけで、カールさん映像が少ないので(過去に貼りましたが)、以下ハンブルクバレエのを。


ハンブルクバレエのアレクサンドル・リアブコとシルヴィア・アッツォーニ)


(なぜこんなにハンブルクばかり…と思われましょうが、ノイマイヤー先生は40年もハンブルクバレエの芸術監督ですので、ノイマイヤー作品といえばハンブルクになるのです…自然と動画も増えるだろうにDVDをほとんど発売してないので、あまり動画もないのです…悲しい…)


で、今日は第2のバレエマスターから教えていただいたDVDを観て、ノイマイヤーまつりを開催してました(笑)

一番最初に貼った映像もこのDVDの一部です。作品紹介とインタビューで構成されてて興味深い。サーシャ&シルヴィアペアが好きなので、映ってるときゃっきゃしちゃう(笑)


あと「ILLUSIONEN - WIE SCHWANENSEE (ILLUSIONS like Swan Lake」という「白鳥の湖」ノイマイヤー版を観ました。バイエルンの王・ルードヴィヒ2世をモデルにした作品。

これが!!!すばらしくて!!!1976年初演で、古典バレエをこんな大胆に構成しなおして物語を紡ぐなんてノイマイヤー先生は天才(涙)2幕の踊りは古典そのままだけど、それも古典作品に対して敬意を感じられてよいです。

あぁいろいろ感想書きたいけれど、今日はもう遅いのでまた明日書きます。とりあえず言いたいことは、ハンブルクバレエよ、来日公演して〜〜!お願いします!!できればこのルードヴィヒ2世の白鳥で〜〜!