Jesus Christ Superstar 2012

ジーザス・クライスト=スーパースターのアリーナツアー版が映画館で上映しているので、行ってきました。http://www.jcs-movie.com/

ミュージカルも映画も演劇に興味を持たずに生きてきたので、こんな超有名タイトルも初見だったぜっ。ははは、この歳で「はじめて」に出会える無知の強さよ…(自慢してる場合じゃない)

キリスト最後の7日間を描いたロックミュージカル。イエスが現代にいる設定なのねん。ジーザスがマスコミやネットでバッシングされることも。すごいなあと思ったのは、こういう歌詞で大丈夫なのか!ということ。ウィキペディアみたら、やはりキリスト教団からの抗議などあるようだけれど、ジーザスは「神の子」なの?「ただの人間」じゃないの?永遠の名を刻むために犠牲になった(みすみす処刑された)んじゃないの?というようなタブーに踏み込んでる歌詞で、これぞロック!もんのすごい、びっくりした!ロックって精神性だろ、と最近忘れかけていたことを思い出しました(笑)こういうのが「文化」だよなって思う。表現で既存の価値観を塗り替えることも、それをされてもびくともしない本質と、それが両立して初めて文化ってあるんじゃないのかなあと。

ユダ役のティム・ミンチンがよかったー。この方はたいへん多才な方なのね。ミュージカルの作詞作曲やら、ピアノもとても上手かったり、YouTube漁り甲斐のある方です(笑)

マグダラのマリアメラニー・Cの右腕に「女力」のタトゥーにちょっと笑ってしまった…。これ日本で入れたら絶対「女子力」にされて、ちょっとゆるふわな感じになっちゃっただろうなあ…と妄想。

カーテンコールでALW御大がまたも登場。相変わらずのかわいさです。


スカラ座では20日までの上映ですが、品川プリンスや立川シネマシティーでも上映検討されてるとのこと。立川は極上音響での上映を目指しているようです。